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商品・サービス開発のパートナーも募集中

振動スピーカーを内蔵した“鼓動する畳”「TTM-V20」。入浴の後はごろ寝でチル

2022/04/28 編集部:杉山康介
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熊本県八代産い草・畳表の再興を目指す「八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会」は、“畳の可能性をひらく”プロジェクト「YATSUSHIRO TATAMIx」の第1弾として、“鼓動する畳”「TTM-V20」を開発した。

TTM-V20

「YATSUSHIRO TATAMIx」は、“畳の可能性をひらく”ことをコンセプトに、これまでにない畳商品の開発を目指すというオープンイノベーション型プロジェクト。その第1弾プロダクトである「TTM-V20」は、搭載した6基の振動スピーカーにより音と振動を発生させる“鼓動する畳”となる。

スピーカーは芯材に張り付くかたちで搭載されており、畳の上にごろ寝することで音と振動を全身で感じることが可能。(有)日本音響研究所の監修のもと、八代畳を扱う畳店と共同で開発に取り組み、約9か月間の試行を経て完成させたという。

現時点では温浴施設やクラブ・フェス、映像体験などでの利用を想定。例えば銭湯の休憩室にTTM-V20を設置すれば、チルな音楽と眠りを誘う振動によって温浴で得られたリラックス効果を増幅するというように、さまざまな用途での活用が可能だとしている。

温浴施設やクラブ・フェスなどでの利用を想定している

同協議会では今後、本製品とさまざまな施設・イベントとのコラボレーションを予定。第1弾として、ポップアップ銭湯「ひらく湯」とコラボし、5月27 - 29日に愛知県蒲郡市で開催されるフェスイベント「森、道、市場2022」へと出展する。

同イベントでは、足湯と畳を融合した空間で、潮風と波の音を感じながら寝転がって一息入れる。そんな新たなチル体験を提供するという。また、本製品を活用した商品・サービス開発に取り組む企業・団体・施設も募集している。

ほか、YATSUSHIRO TATAMIxでは第2弾となるプロダクト開発も進行しており、2022年度中に完成予定とのこと。同協議会は「日本の伝統文化である畳表を継承していくため、今後も畳の新しい可能性を追求する取り組みを推進していきます」とコメントしている。

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