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4K SXRDレーザープロジェクターの次世代機

米ソニー、新レーザープロジェクター「XWシリーズ」海外発表

公開日 2022/04/27 13:18 編集部:押野 由宇
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Sony Electronicsは、4K/HDR対応レーザープロジェクターの新モデルとして「VPL-XW7000ES」「VPL-XW6000ES」「VPL-XW5000ES」の3モデルを海外発表した。それぞれ価格はVPL-XW7000ESが$27,999.99(約357.6万円)、VPL-XW6000ESが$11,999.99(約153.2万円)、VPL-XW5000ESが$5,999.99(約76.6万円)となる。発売は2022年夏とアナウンスされている。

「VPL-XW7000ES」

投写デバイスにネイティブ4K解像度を提供する0.61インチ SXRDパネルを採用したシリーズ。4K SXRDレーザープロジェクターの次世代機として位置づけられ、既存モデルからの小型・軽量化を実現。「VPL-VW915ES」と比較して、VPL-XW7000ESとVPL-XW6000ESは約20%のサイズダウン、約30%の軽量化している。またVPL-XW5000ESはVPL-VW915ES比で約30%小さく約35%軽量化され、世界で最もコンパクトなネイティブ4Kレーザープロジェクターとアピールする。

0.61インチの4K SXRDパネルを搭載

同社製テレビ“BRAVIA”で培われた技術をベースにプロジェクター向けの最適化を行った映像エンジン「X1 Ultimate for projector」を搭載することで高度なデータ処理を実現し、質感表現やダイナミックレンジなどこれまでにない映像を提供するとしている。

プロジェクター向けに最適化された「X1 Ultimate for projector」

また、独自の「TRILUMINOS PRO」アルゴリズムにより、彩度、色相、明るさから色検出を行い、実世界に近い自然な色合いを表現できるとする。

VPL-XW7000ESは輝度3,200lmを実現するモデルで、150インチの画面で200nitを提供する。レンズは「アドバンスド・クリスプフォーカスレンズ」を採用。70mmの非球面フロントレンズがフォーカスエリアを広げ、フローティングフォーカスシステムが2つの可動レンズグループと超低分散ガラスを利用することで、画面の隅まで正確な色再現を備えた歪みのない映像投写が行える。

また、新開発の「ライブカラーエンハンサー」を搭載し、肌の色など必要な部分の彩度を落とさず、鮮やかで生き生きとした映像を実現する。

VPL-XW6000ESは、VPL-XW7000ESと同様にX1 Ultimate for projectorやTRILUMINOS PROなどを踏襲しながら、輝度を2500lmに抑えている。色域はDCI-P3を95%カバー。新たなワイドダイナミックレンジの光学系が、レーザー光源の可能性を最大化して、自然な色彩と没入感あるコントラストを再現するとしている。

「VPL-XW6000ES」

VPL-XW5000ESは、輝度2,000lmとなる、シリーズの弟モデル。明るさを維持しながらブレを減らすためにフレームを追加することでスムーズな描写を行う4Kモーションフローや、4K/60Hzで21m/s未満、2K/120Hzで13m/s未満の入力遅延性能などを備える。

「VPL-XW5000ES」

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