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マイク付きモデルも

水月雨、ナノチタンPVDコーティング複合振動板採用イヤホン「竹 - CHU」

公開日 2022/04/25 00:00 編集部:小野佳希
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地球世界は、同社取り扱いブランド・水月雨(MOONDROP)から、伝統的な漢文化の要素を取り入れた外観デザインや、ナノチタンPVDコーティング複合振動板などを採用したイヤホン「竹 - CHU」(タケチュー)を5月12日に発売する。オープン価格だが税込4,400円前後での実売が予想される。

竹 - CHU

マイク付きモデル「竹-CHU(マイク付き)」も用意。こちらは税込4,600円前後での実売が予想される。

竹-CHU(マイク付き)

上記のようにナノチタンPVDコーティング複合振動板を採用した10mmダイナミックドライバーを搭載。同振動板はPVD(Physical Vapor Deposition)技術によってポリマーフィルム上にチタン金属を堆積させ、表面層にナノメートルの厚さの結晶化を形成。それにより、振動板の剛性を大幅に向上させ、高音域の伸びとディテールを向上させることができるという。

装着イメージ

また、同ドライバーには、本機よりも高価格帯モデルである「Aria」にも投入していたアコースティックパーツ「High frequency phased waveguide」も採用。また、N52ネオジム磁石の内磁式磁気回路と0.035mmCCAWコイルを採用し、上記High frequency phased waveguideを備えた複合キャビティ構造によって、高い効率、優れたサウンドを実現したとする。

加えて、体積とサイズを計算し、FEA有限要素シミュレーションと3Dプリントの実験的検証により、「理想的な状態への周波数応答を正確に制御できる音響学カップリングチャンバーを完成させた」とも説明。これによって、マスタリング制作時のリスニング環境を高度に復元することができるともアピールしている。

筐体は亜鉛合金を溶かして射出成形で製造。イヤーピースは単品販売もしている独自のシリコンイヤーピース「清泉 -Spring Tips」が付属する。

同イヤーピースは、ダブルモールド射出成形生産法を用いた独自のシリコンイヤーピース。高域の共振を抑制する新開発の「高周波導波構造」と、装着感を高める「ラジアルダブルサポート構造」を採用し、高周波導波構造は、FEA(有限要素解析)シミュレーションと度重なる検証に基づき開発されたもので、ノズルを通って外耳道に入る高域の共振を大幅に抑制。より自然で伸びやかな高域を再生するという。

また、ラジアルダブルサポート構造はイヤーピースの“傘”の部分が崩れることを防ぎ、音漏れによる低音の損失を防止。加えて、特注した柔らかいシリコン素材を採用し、外耳道とフィットする特別なモールド処理を施すことで、優れた装着感を実現するとアピールしている。

再生周波数帯域は10Hz〜35kHzで、インピーダンスが28Ω±15%(@1kHz)、感度が120dB/Vrms(@1kHz)。プラグ部は3.5mmステレオミニで、金メッキ加工を施している。

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