2022年4月以降に実証実験を実施

NHK、未契約者へのネット配信解放実験は「ネット受信料を前提にしたものではない」

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編集部:小野佳希
2021年10月11日
NHKは、テレビ非所有などで受信契約を結んでいない人に対しても「NHKプラス」でのインターネット配信を開放する実証実験を、来年2022年4月以降に行う方向で調整していることを明かした。

NHKのロゴ

前田晃伸会長が10月の定例会見で明かしたもの。総務省から求められていた実証実験について、具体的な中身を示す時期を問われ、「来年4月以降、実証実験を行うので、それまでに何をどう実証するか項目を詰めなければいけない」と回答。「それを詰めたあとで公表するつもりだが、いま検討している最中なので、もう少しお待ちいただきたい」とした。

スマホでも番組を視聴できる「NHKプラス」

また、「ネット受信料をいただくことを前提にした実証ではない」ともコメント。「放送と通信の融合時代において、公共メディアとしてインターネットを通じて番組や情報を届ける意義や役割、多様化する視聴者ニーズなどを研究・検証するもの」であり、「視聴者の利便性が高まり、将来の日本のためになるように取り組んでいく予定だ」と説明した。また、実証実験の結果は民放にも共有するとも述べた。

加えて、NHKプラスにおいては、地方局のニュース配信も行っていく意向をあらためて説明。正籬副会長が「東京にいても出身地のニュースを見たい、といったご要望もあるので、それに応えて、受信料の価値の最大化に努めていきたい」と語った。

また、民放各社もネット同時配信を行う動きが活発化している状況について、「視聴者の利便性が良くなるのは良いこと」(前田会長)だとコメント。「民放各社とどのような形で共存共栄していけるか常に考えているところ。どのようなニーズがあるのかも見ながら、お互いにさらに発展していくために何ができるのか考えていくことになろうかと思う。前向きに取り組んでいきたい」とした。

そのほか、大晦日の紅白歌合戦は感染防止対策を徹底した上で、有観客で行う考えであることも表明。当日は19時30分から23時45分まで、総合テレビ、BS4K、BS8K、ラジオ第1で放送する。なお、観覧応募は初めてインターネットのみでの受付にするという。

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