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完全ワイヤレスイヤホンや4K対応ストリーミングデバイスも

アンカー、オーディオとスマートホームカテゴリで2020年の成長を牽引。窒化ガリウム採用の急速充電アイテムも発表

公開日 2021/05/25 17:00 ファイルウェブ編集部・筑井真奈
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アンカーは、2021年に投入される新製品発表会「Anker Power Conference - ‘21 Spring」をオンラインで開催、完全ワイヤレスイヤホンや4K対応ストリーミングデバイス、窒化ガリウムを採用した超小型急速充電アイテム、Apple Watch充電器などを発表した。

アンカー・ジャパン(株)代表取締役の井戸義経氏

発表に先立ち、アンカー・ジャパン(株)代表取締役の井戸義経氏は、2020年は新型コロナウイルスの世界的な影響を受けたものの、グローバルの売上として1450億円、成長率は40%を記録したことを発表。暮らし方や働き方が変わる中で、ユーザーのニーズに寄り添った製品開発を続けてきたことが成長の後押しとなったと分析する。

2020年はコロナ禍の逆風の中、グローバルに売上を伸ばすことに成功

特に成長著しいジャンルとなったのがSoundcoreブランドを代表とする「オーディオ」カテゴリの製品(前年比140%増)と、Nebulaブランドを代表とする「スマートホーム」カテゴリの製品(前年比230%増)ということで、巣ごもり需要に応える新しい製品ラインナップの拡充をしてきたことが大きな要因となったとしている。

特にオーディオとスマートホームカテゴリの成長が著しい

販路別に見てもオンラインの売上が昨年比50%を上回る成長に加え、セブン・イレブンでのアンカー製品の販売開始や、アンカー直営ショップのオープンなど、オフラインでの販売も成長要因として上げる。さらに、高付加価値の製品を投入するために研究開発にも大幅な投資を行っていると発表した。

また新製品として、窒化ガリウムによる次世代パワー半導体素材を活用した急速充電器「Nano II」シリーズ3モデルを発表。30W、45W、65Wの3モデルをラインナップし、45Wの「Anker Nano ll 45W」は本日発売開始、価格は3,390円(税込)。

第二世代窒化ガリウム「GaN II」を採用する急速充電バッテリー3モデルが登場

USB typeCを搭載し、USB PDに対応。プラグ部は折りたたみ可能で、スマートフォン、タブレット、ノートPCに充電が可能となっている。「GaN(窒化ガリウム)」採用の半導体素材は第2世代へと進化し、省サイズ化と発熱・ノイズの抑制の両立を実現したという。外形寸法は35×38×41mm、質量は約68g。

「Anker Nano ll 45W」

65Wと30Wのモデルは7月下旬発売予定で3,990円(65W/税込)、2,990円(30W/税込)となっている。

窒化ガリウムを搭載しない初代の充電器(左)、窒化ガリウム第一世代モデル(中央)、第二世代窒化ガリウム採用の「Nano II」(右)。世代を経るごとに省サイズ化を実現している

また、アンカー初のApple Watch用磁気充電器も登場。ポータブルの「Anker Portable Magnetic Charger for Apple Watch」は3,490円(税込)、据え置き型の「Anker Magnetic Charging Dock for Apple Watch」は3,990円(税込)。いずれもUSB typeAとUSB typeCの2モデルをラインナップし、6月3日に発売となる。

「Anker Portable Magnetic Charger for Apple Watch」

「Anker Magnetic Charging Dock for Apple Watch」

ほかにも、「Oculus Quest 2専用のワイヤレス充電ドック」を発表、6月中旬発売予定で9,990円(税込)。VRヘッドセットとTouchコントローラーを置くだけで充電が可能となっている。Oculus Ready認定を取得、Oculus Quest 2を約2.5時間で満充電できるという。

「Oculus Quest 2専用のワイヤレス充電ドック」

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