HOME > ニュース > FAudio、ブランド5周年記念のトリプル・ハイブリッドイヤホン「Project Y」。国内120台限定で約29万円

3種類/7基のドライバーでチューニング

FAudio、ブランド5周年記念のトリプル・ハイブリッドイヤホン「Project Y」。国内120台限定で約29万円

2020/12/11 編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ミックスウェーブは、同社が取り扱うFAudioブランドから、ブランド創立5周年を記念したフラグシップモデル「Project Y」を12月18日より発売する。価格はオープンだが、市場では税込289,520円前後での実売が想定される。また、日本国内での販売数は120台限定となる。

「Project Y」

11月に行われたオンラインイベント「秋のヘッドフォン祭2020 ONLINE」にて初披露された製品の発売日が正式に決定したかたち。

フルレンジBAドライバー2基を中心に、新開発の9.2mmベリリウムコーティングダイナミックドライバー1基を低域に、BAドライバー2基を中域に、静電型ドライバー2基を高域に搭載した7ドライバー/トリプルハイブリッド型モデル。

フルレンジドライバーを軸にした独自のチューニング手法「トゥルー・クロスオーバー・テクノロジー(T.C.T)」により、低音域から高音域まで非常に豊かなサウンドレンジと音源に対してより正確なサウンドを実現する、綺麗なクロスオーバーを形成しているという。

加えて、ハウジング内部には3つのアコースティックチャンバー(空気室)を搭載する「トリプル・ビルトイン・アコースティック・チャンバー構造(T.B.A.C)」を採用。内部のエアーフローや鼓膜/ドライバーにかかる空気圧をコントロールし、ダイナミックドライバーの動作の最適化や低音域の解像度向上を実現している。

ドライバーユニットの組み合わせを決定するにあたっては納得のいくまで試作を繰り返し、またチューニングにも多くの時間を費やしたことで、「広大なヘッドルームと微細な音も見逃さない解像感を持ち、歪みのない本来の音と個性を両立した5周年を飾るにふさわしいサウンドに仕上がった」としている。

独自技術と長い時間をかけたチューニングにより、5周年記念モデルにふさわしい音質に仕上げたとのこと

ハウジング素材には、高級スポーツカーで使用されている軽量かつ堅牢な削り出しアルミニウム合金を採用。不要な共振を抑えることで歪みを大幅に低減し、また表面アルマイト加工を施すことで高い質感も備えている。

フェイスプレートにも、ランボルギーニやマクラーレンといったスーパーカーの内装で使用される、カーボン素材の中でも特に強靭かつ軽量な「フォージドカーボン」を採用。限定モデルだからといって派手に飾り立てるのではなく、“控えめながら本物の華やかさと革新的なデザイン”を表現したとのこと。

ハウジングとフェイスプレートに高級車と同じ素材を採用。派手ではないが“本物の華やかさ”を演出したという

ケーブルは本製品専用に設計されたという「SPCシールドイヤホンケーブル」が付属。従来モデル「Major」のケーブルと同等の銀メッキ銅導体とドイツ製純銀導体を組み合わせ、その上からノイズを軽減する純銀製のシールドメッシュ、柔らかく取り回しのよいPVCジャケットで覆っている。また、イヤホン本体と同じ特別なハイファイグレードのはんだを使用し、イヤホンとケーブルの音響特性のマッチングを図るなど細部にまで配慮しているという。

付属の「SPCシールドイヤホンケーブル」も専用設計

さらに、イヤーピースも新開発の「FA Premium+ EarTips」を同梱する。従来のイヤーピースをベースに新しい素材を採用しており、イヤーピースの音の反射を低減することでサウンドの正確さを向上。柔らかさも増し、長時間の装着でも耳に負担がかかりにくくなっている。

新素材により聴き心地を高めた独自イヤーピースが同梱

「FA Premium+ EarTips」は、ボーカルラインを鮮明に表現する「FA Vocal+」、楽器の音にフォーカスした「FA Instrument+」の2タイプが同梱。その他、「Spinfit」シリコンイヤーピース、「Comply」フォームイヤーピースや、バンナイズ製のプロテクトケースなどが付属する。

バンナイズ製のケースなどが付属

再生周波数帯域は20Hz〜80kHz、インピーダンスは25Ω、感度は110dB/mW。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック