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それぞれ異なる用途を想定した2モデル

KORG&VOX、大音量の騒音にも対応するノイキャンBluetoothヘッドホン「NC-Q1」「VH-Q1」

公開日 2020/10/27 12:37 編集部:成藤 正宣
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(株)コルグは、自社KORGブランドおよび取り扱いブランドVOXから、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能搭載のBluetoothヘッドホン「NC-Q1」「VH-Q1」を、10月25日に発売した。いずれも価格はオープンだが、ともに市場では税抜31,800円前後での実売が想定される。

KORG「NC-Q1(ブラック)」(左)、VOX「VH-Q1(ホワイト/ピンク・ゴールド)」(右)

昨年のオーディオイベントにて発表され、その後延期となっていた製品が正式に発売を開始したかたち。

KORG NC-Q1は、クラブやライブハウス等の大音量の過酷な環境から耳を保護しつつ、ノイズのない高解像度のサウンドでのモニタリングを目的としたDJ/パフォーマー向けモデル。

フィードフォワード方式/フィードバック方式を組み合わせたANC機能を搭載、DJブースのような大音量下でも正確に動作し、あらゆる方向からのノイズを徹底的に遮断するとのこと。また形状記憶フォームを採用したイヤークッション、ノイズの伝達を最小限に抑える特殊なフレーム構造などにより、パッシブノイズキャンセリング(PNC)性能も高めているという。

KORG NC-Q1は、大音量化でパフォーマンスするDJに向けたモデル

DJブースでの使用に便利な機能として、周囲の音をマイクで取り込み、両耳または片耳で聴ける「スマートモニタリング」、取り込んだ外音の聴こえ方を調節できる「サウンドエンハンシング」を搭載。ヘッドホンを外すことなく、聴覚が保護された状態で会場の音を確認できる。

41mm口径のドライバーには、5レイヤーのカスタムPEEKハイグレードフィルムダイアフラムを搭載。BluetoothコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX LLをサポートし、左右2箇所のAUDIO INジャックによる有線接続にも対応する。

内蔵マイクは専用のビームフォーミング処理によりクリアなハンズフリー通話を実現。Siri/Googleアシスタントにも対応する。イヤーカップに搭載された物理ボタン/タッチセンサーにより、Bluetooth接続した機器の音楽再生操作やボリューム調整、スマートモニタリングのオン/オフが可能。ヘッドホンの着脱と連動して音楽の一時停止/再開をおこなうスマートトランスポートコントロールも搭載する。

周波数応答性は10Hz- 25kHz。連続再生時間はBluetooth接続/ANCオン時で約12時間、有線接続/ANCオン時で約35時間。質量は約320g。

VOX VH-Q1は、普段使いや楽器練習時での使用を想定したモデル。NC-Q1同様、フィードフォワード/フィードバックを組み合わせた大音量下でも正確に動作するANCと、形状記憶フォームのイヤークッション、特殊なフレーム構造などによる高いPNC性能を備え、ノイズを最小限に抑制するとしている。

VOX VH-Q1は、普段使いや楽器練習を想定したモデル

マイクを通して外部の音を取り込むモニタリング機能も搭載。サウンドエンハンシング機能により取り込んだギター等の周波数帯域を強調することも可能で、Bluetooth/有線接続で再生する音源に合わせて演奏練習ができるとしている。

5レイヤーのカスタムPEEKハイグレードフィルムダイアフラムを採用した41mmドライバーを搭載し、BluetoothコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX LLをサポート。左右2箇所のAUDIO INジャックにより有線接続も可能。

ハウジングには音楽再生/ボリューム操作用の物理ボタンや、モニタリング機能操作用のタッチセンサーを内蔵。音声アシスタントの呼び出しにも対応する通話用マイクや、ヘッドホンの着脱と連動して音楽の一時停止/再開をおこなうスマートトランスポートコントロールも搭載する。

周波数応答性は10Hz - 25kHz。連続再生時間はBluetooth接続/ANCオン時で約12時間、有線接続/ANCオン時で約35時間。質量は約321g。

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