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グローバルの様々な人材で構成

Amazon、「偽造品犯罪対策チーム」設立。世界中の法執行機関を支援

公開日 2020/06/24 17:13 編集部:杉山康介
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Amazonは、偽造品を出品・販売し、法律およびAmazonの規約に違反する偽造品犯罪者に対して法的責任を追及するグローバルチーム「偽造品犯罪対策チーム」を新たに設置したことを発表した。

Amazonが「偽造品犯罪対策チーム」の設置を発表

チームは元連邦検察官、経験豊富な捜査官、データアナリストといったグローバルの様々な人材で構成。Amazonでは2019年に偽造品撲滅プロジェクト「Project Zero」を展開しているが、本チームは偽造品犯罪者に対して、金銭的な罰則や民事訴訟、刑事訴追を通じて責任を追及するものだとしている。

チームでは不正行為者がAmazonのシステムを逃れて偽造品を出品した事案を調査し、Amazon上のデータのマイニングや、決済サービスプロバイダー・オープンソースインテリジェンスなどの外部リソースからの情報収集、現場のリソース活用により、不正行為者を特定。さらに民事訴訟をより効果的に提訴し、ブランドオーナーと協力して共同または独立した調査を行い、刑事責任を追及すべく世界中の法執行機関を支援することが可能になるとのこと。

同社のバイスプレジデントであるダーメッシュ・メータ氏は以下のように述べている。

「Amazonは、すべての偽造品犯罪者に対して、偽造品販売を試みる場所や所在地にかかわらず、法の下で最大限の責任を追及する用意があることを警告します。

Amazonは、これらの犯罪ネットワークの撲滅に努めており、既にこの取り組みに協力している捜査機関などの法執行機関に改めて感謝します。

刑事裁判の起訴や、資産凍結などの措置を含む刑事責任の追及は、偽造品犯罪を阻止する最も効果的な方法の一つであるため、Amazonは、各国政府に対し、偽造品犯罪者を法の下で裁くために必要な捜査手段や資金および資源を、これらの法執行機関に対して提供していただけるよう要請します」

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