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サウンドバーにも新展開

<IFA>JBLは新モデル大漁! 完全ワイヤレス2機種、Pulse 4にLINKシリーズも復活

公開日 2019/09/08 06:30 編集部:風間雄介
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独ベルリンで開催されている「IFA 2019」。本項ではハーマンのブースの模様を、JBLブランドを中心にお届けしよう。

完全ワイヤレスイヤホンは2モデルを投入

いま日本で大いに盛り上がっているマーケットといえば、完全ワイヤレスイヤホン。ハーマンでもこのカテゴリーを成長領域と位置づけており、今回紹介する2つの新モデルを含め計6モデルを展開していく。

完全ワイヤレスイヤホン新製品のうち、一つ目は「LIVE300TWS」。これまでのモデルと同様、外音を適度に取り込むアンビエントアウェアモードと、装着したままでも会話ができるトークスルーモードを備えている。またGoogleアシスタントとAmazon Alexaにも対応している。

JBL「LIVE300TWS」

LIVE300TWSはイヤホン単体で6時間の連続再生が可能。バッテリーケースと合わせると18時間の使用が行える。防水性能はIPX5。10分の充電で1時間駆動できる急速充電機能も備えている。価格は149ユーロで、欧州では11月に発売する。

同じLIVEシリーズのネックバンド型スピーカー「LIVE220BT」

なお、同じLIVEシリーズの新製品として、ヘッドホン「LIVE650BTNC」「LIVE500BT」「LIVE220BT」なども展示。LIVE650BTNCは160ユーロ前後でノイズキャンセリング対応、そしてGoogleアシスタントやAmazon Alexaにも対応と高コスパな製品だ。

LIVEシリーズのヘッドホン。GoogleアシスタントやAmazon Alexaに対応

TUNEシリーズのヘッドホンはコストパフォーマンスが高い

もう一つの完全ワイヤレスイヤホン新製品は「REFLECT FLOW」。名称から予想できる方もいるだろうが、フィットネスなど運動時にも快適に使用できるよう作られたモデルだ。

JBL「REFLECT FLOW」

「REFLECT FLOW」には淡い水色のモデルも用意される

REFLECT FLOWはIPX7の防水性能を備え、イヤホン単体で10時間の使用が可能。充電ケースと合わせて30時間の使用が行える。JBLの完全ワイヤレスの中で、最も連続使用時間が長いが、これはマラソンを完走しても余裕が持てるように設計したからだという。トークスルー、アンビエントアウェアといった機能は本機も備えている。

なお、これらの完全ワイヤレス2機種の、Bluetoothの対応コーデックはSBC。AACやaptXなどには対応していない。

Wi-Fi/Bluetooth両対応のLINKシリーズに新モデル登場!

スピーカー関連も新商品が多いが、まず、Wi-FiとBluetoothに両対応した「LINK」シリーズに新製品が登場することを紹介したい。

これまでのLINKシリーズはLINK 10、LINK20といったように、いくつものサイズが存在したが、今回はシンプルだ。小型ながら据え置きで使用する「LINK MUSIC」と、LINK 10/20のように家の中でも外でも自由に持ち運べるバッテリー内蔵の「LINK PORTABLE」の2機種を展開する。

持ち運び可能な「LINK PORTABLE」

据置型ながら小型の「LINK MUSIC」

価格はLINK MUSICが99ユーロ、LINK PORTABLEが149ユーロ。LINK MUSICは家庭内での使用を想定しているため防水仕様ではない。一方のLINK PORTABLEはIPX5対応だ。なおLINK PORTABLEは、バッテリーで8時間の駆動が可能だ。

テーブルに置いたところ

両モデルは、今回もGoogleアシスタントに対応。Amazon Alexaには非対応となる。Chromecast built-inによりストリーミング再生が行えるほか、96/24までのハイレゾ音源も再生できる。またWi-FiではAirPlay 2にも対応している。

LINK PORTABLEの上部。Googleアシスタントボタンを備える

同じく背面

フルレンジウーファーが下向きに取り付けられている。担当者は「LINK PORTABLEは、サイズはLINK 10と近いが、音はLINK 20相当だ」と胸を張る。

本体色はアースカラー調で、オーシャンブルー、ブラック、グレー、シエナブラウン、イエロー、ストローの6色が用意されている。

LINK PORTABLEの充電台。本体をどの向きに置いても充電できるよう工夫している

「PULSE 4」や「FLIP 5」も登場

“光るスピーカー“ でおなじみの「PULSE」シリーズも、「PULSE 4」が今回初披露された。2019年秋に米国やイギリスなどで販売する予定で、米国での販売価格は199.95ドル。

「PULSE 4」

巨大なスピーカー「PartyBox」。欧州でも徐々に人気が出始めているという

光るのは前のモデルと変わっていないのだが、今回は透明のガラス瓶のような外見になって、さらに気分がアガるデザインになった。また、アプリによって様々な色や光り方に調整できるので、小物や自撮り撮影の際、映える写真撮影が可能になるとアピールする。

内蔵バッテリーで12時間駆動が可能で、IPX7の防水機能も備える。また「PartyBoost」機能も備え、これを使うことで100以上のJBL製スピーカーとつなぐことが可能だ。さらに、スマホやタブレットを2台まで同時接続できるのも、一見地味ながら嬉しいポイントだ。

すでに米国では発表されているが、「FLIP 5」も日本では未発表の商品。売れ筋モデルだけに、その詳細は気になるところだ。IPX7の防水性能、12時間以上の連続駆動時間などを備えている。欧州では11色のカラーバリエーションを揃え、リサイクルプラスチックを90%以上使用したOCEAN/FORESTも用意されている。欧州での販売価格は129ユーロ。

JBL「FLIP 5」

リサイクルプラスチックを90%以上使用したOCEAN/FORESTも用意

サウンドバーは新機能「MultiBeam」で自動キャリブレーション

サウンドバーも新モデル3機種が登場した。モデル名と価格は「BAR 2.0」(180ドル前後)、「 BAR 2.1」(300ドル前後)、「BAR 5.1」(500ドル前後)となる。いずれもドルビーデジタル対応。ドルビーアトモスやDTS:Xなどには対応していない。

「BAR 5.1」

中でも注目したいのは最上位の「BAR 5.1」で、実際に5.1ch分のスピーカーを搭載している。

また、新たにAMC(Automatic Multibeam Calibration)機能を搭載した。これは、発した音をマイクで拾い、自動的に解析して最適な音場を作り出すというもので、HARMAN/KARDONの「Enhanced」でも使われた技術が採用されている。Wi-Fiにも対応しており、ChromecastやAirPlay 2によるストリーミング再生が可能だ。

そのほか、別室にはHAMAN/KARDONの「CITATION ONE」が置かれていた

CITATIONシリーズの上位機「CITATION TOWER」

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