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パ・リーグTV運営元と東大大学院の研究室が共同研究

プロ野球ダイジェスト映像の“長さ”を視聴者が自由に決められる動画配信技術、開発研究がスタート

公開日 2019/08/21 18:14 編集部:小野佳希
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パシフィックリーグマーケティングと東京大学大学院 矢谷研究室は、ユーザーが自由に任意設定した時間にあわせて試合のダイジェスト映像を自動作成する動画配信システムの開発を目指し、共同研究を開始した。

試合のダイジェスト映像を、視聴者が決めた時間にあわせて自動作成し配信

パシフィックリーグマーケティング社はプロ野球「パーソル パ・リーグTV」の運営などを行っている企業。今回の研究により、ダイジェスト動画の長さをファン一人ひとりの好みに合わせて選択・設定できるようになるとし、例えば、通勤電車の1駅分の区間である2分間で観たい、昼休みのうちの10分で観たい、などのニーズに応えられるようになるという。

本共同研究では、矢谷研究室で開発した動画プレーヤー「ElasticPlay」の技術を活用。ElasticPlayでは動画、及び音声の解析を行い、シーンの重要度を判定した上で、視聴者が指定した再生時間に合わせて自動的に動画を編集し、再生できる。

今回の共同研究ではこのElasticPlay技術を野球試合のダイジェストに応用し、その効果を検証。「特に、野球試合においてライトユーザが視聴したいと思うシーンを自動的に判定する手法は知られていないため、人工知能技術を活用した新しいアプリケーション研究として社会に貢献していく予定だ」としている。

なお、さらに将来的には視聴時間だけでなく、視聴者各自の好きな選手やプレー内容に合わせたダイジェスト動画配信も目指すという。

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