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再考されるイベント開催の意義

「キャッシュバック効果がてきめんに表れたフルサイズミラーレス」(フジヤカメラ)他 <販売店の声・売れ筋ランキング6月>

公開日 2019/07/31 07:01 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■販売店の役割をもっと真剣に考えるとき
「憧れる製品、憧れるブランド、憧れるオーディオライフを提案していきたいですね。それを実現するためには、価格競争が主体となるような売り方や買い方を払拭していかなければなりません。市場では、メーカー直販により価格が主体となり、販売店を排除するような傾向も見受けられます。それだからこそ、今、販売店がするべき仕事とは何かを、もっと真剣に考えていくべきだと思っています」(オーディオスペースコア)

■注目を集める画期的内容のイベントに注力
「6月はボーナス前ということで前半は動きが鈍く、後半になって少しずつ動き始めてきたようで、全体的にはいまひとつの印象です。7月は20日(土)と、21日(日)にDENON&Marantzの大きなイベントを開催。DENON、Marantz、B&W、DALIのほとんどの製品をお店に持ってきていただき、比較試聴したり、ホームシアターもB&Wの800シリーズで試聴したりするもの。今までにない盛大なイベントとして、より多くのお客様に来ていただけるように、スケジュールを載せたチラシの配布やSNSを活用した宣伝にも力を入れました。今後も盛りだくさんの内容で開イベントを催していく計画です」(Tsubaki Audio)

■ボーナス商戦を前に6月は小休止
「6月は大口のオーディオのセット販売が見られるなど明るい材料も見られましたが、一方では、ホームシアター関連の案件がほとんどなく、全体を通してみると、来店客もやや少なく落ち着いた市況となりました」(第一無線)

■キャッシュバック効果がてきめんに表れたフルサイズミラーレス
「NikonのZ6、Z7が初めてキャッシュバック対象となり、すぐさま顧客からの反応がありました。Canon、SONYとともに、フルサイズミラーレス一眼を有する有力メーカーが揃ってキャッシュバックを打ち出したことで、一眼レフからミラーレスへの買い替えに踏み切ったお客様も多かったと思われます。中古市場でも一眼レフカメラの値下がりが進んでいるようですので、今後、フルサイズのミラーレスを持たないメーカーは苦戦を強いられるものと思われます。

キャッシュバックキャンペーン効果で需要を喚起したニコンのフルサイズミラーレス「Z6」「Z7」

今、個人的に注目している製品が、OLYMPUSのテレコンバーター『MC-20』です。小サイズのセンサーを有するメーカーが、独自の優位性を生かすための工夫を見て取れる商材で、テレコンバーターとしては異例の数量が販売されました。AFスピードの低下や画質の劣化という本来、テレコンバーターが持っている短所を、恐らくデジタルの技術をも駆使して乗り越えた注目の新製品です」(フジヤカメラ)

■シグマ初のミラーレス発表に大きな期待
「シグマから同社初となるフルサイズミラーレス『SIGMA fp』の発表がありました。先行したパナソニック・ライカ路線とは違う小型タイプです。縮小しているカメラ・写真市場を、大いに活気づける商品として期待されます。市場が落ち込むようなニュースばかりが目につきますが、まだまだやれることはありそうです」(ヨドバシカメラ)

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