「良いスピーカーと出会えた」

土岐麻子「優秀なバンドメンバー」、ソニーの“グラスサウンドスピーカー”26台と実施のライブイベントレポート

編集部:平山洸太
2019年03月14日
ソニーのグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」の体感ライブイベントとして、「“THE GLASS SOUNDS” feat.土岐麻子 プレミアムライブ」が本日都内でメディア向けに開催された。その模様をレポートしたい。

「“THE GLASS SOUNDS” feat.土岐麻子 プレミアムライブ」が開催

LSPX-S2は、有機ガラス管を振動させて音を出す “グラスサウンドスピーカー” 。従来モデル「LSPX-S1」と比べて小型化するとともに低価格化も実現。さらにハイレゾオーディオ認証、ハイレゾオーディオワイヤレス認証も新たに取得したモデルだ(関連ニュース)。

LSPX-S2

LSPX-S2には楽器の発音原理に近いという「バーティカルドライブ」方式で駆動する

ライブでは、計26台のLSPX-S2で楽団「THE GLASS SOUNDS」を結成。ベース、ドラム、キーボードといった各演奏パートをそれぞれ数台ずつが受け持ち、この演奏に合わせ、土岐麻子さんが歌を披露するといった内容で行われた。

担当する楽器は、ステージの右1列がベース、中央2列がピアノ、左1列がドラム、最前列がブラスという割り振り。これら各楽器の演奏だけでなく、土岐麻子さんの歌声、コーラスなどもグラスサウンドスピーカーから奏でられるなど、他のスピーカーは一切使用されなかった。

「THE GLASS SOUNDS」

曲目は、1曲目はカバー曲の「The Look of Love」、そして2曲目は昨年リリースされたアルバム『SAFARI』より、「mellow yellow」。3曲目も同アルバムからとなる「Flame」。音楽だけでなく、それぞれのグラスサウンドスピーカーからの光も演出として用いられ、幻想的な空間となっていた。

「mellow yellow」を歌う土岐麻子さん

土岐麻子さん

なお3曲目「Flame」は、“ライト” がキーワードとのこと。小さな明かり・炎といったものがアルバム『SAFARI』の裏テーマでもあるとのことで、「今回の選曲にぴったりなのではないか」と話していた。

3曲目では「Flame」にちなんで、赤と黄色のスポットライトで演出された

そしてライブの中で土岐麻子さんは今回のバンド「THE GLASS SOUNDS」について、「優秀なバンドメンバーなので、コーラスもしてくれるし、絶対に間違えない。明かりが灯っているので、デジタルだけどあたたかさを感じる。あたたかさとクールさが共存しているような感覚」と話した。

26台を用いて、各数台でパートを分担した

記者が聴いた感想としては、立体的にグラスサウンドスピーカーが配置されていることもあり、スピーカーで再生しているようには思えない臨場感があった。さらに空間がとても幻想的であり、LSPX-S2も演出の一部として溶け込んでいた。

音質に関しても、有機ガラス管を鳴らす再生音は高音が特に好印象で、ドラムのハイハットでは硬質感がリアル。土岐麻子さんの声やピアノの音声も透明感があり心地よかった。またコンパクトな製品であるものの低音に不足は感じず、360度に音が広がる特徴も相まって、充実した音楽体験の時間を過ごすことができた。

ライブ後には、トークセッションが行われた。土岐麻子さんに加え、ソニービデオ&サウンドプロダクツ(株) 商品技術1部 アコースティックマネージャー 鈴木伸和氏、(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント コーポレートデザインセンタープロダクトデザイングループ 森澤有人氏の計3名が登壇した。

トークセッションの様子

今回のライブについて土岐麻子さんは感想を尋ねられると、「LSPX-S2はルックスも素敵で明かりもつく。良いムードの中で、気持ちよく歌うことができた」と回答。さらに「今後もこのようなことができたらおもしろいのでは。ムードもよく、音も良い機材。今後のライブにも取り入れたい」と話した。

土岐麻子さん

これに対し、「LSPX-S2は楽器の鳴りに近い商品なので、楽器の躍動感がよく出ていた」と鈴木氏。「通常のように、丸いコーン紙を振動させて音を出すのではなく、有機ガラス管を3つの小型加振機で叩くように振動させて音を出している。弦楽器、打楽器を鳴らす仕組みに近いので、今回のように楽器の音が再現できる」と述べた。

ソニービデオ&サウンドプロダクツ(株) 商品技術1部 アコースティックマネージャー 鈴木伸和氏

さらに開発時に苦労した点について、「従来モデルのLSPX-S1から細い管にしたというのが大きな違い。面積が小さくなることは音響的にデメリットなので、この調整に苦労した」と話した。

またデザインを担当した森澤氏は、「LSPX-S2はインテリアにマッチする製品。堅いイメージがなく、生活に寄り添う。まさかそれがスピーカーなんてと思えるものを目指した。光はキャンドルスタンドのような雰囲気を出したかったので、1箇所から多くの光を出す必要があった。これを実現するため、光らせたい場所の下から発光させ、それを反射光として使う方法を採っている」と解説した。

(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント コーポレートデザインセンタープロダクトデザイングループ 森澤有人氏

最後に土岐麻子さんはコメントを求められると、「個人的に良いスピーカーと出会えたと思っている。楽屋でも試してみたが、素直で綺麗な音なので、気に入ってもらえると思う。ぜひ実際に体験してもらいたい」と締めくくった。

フォトセッションの様子

また終了後、会場にはLSPX-S2が用意。16日の発売を前に、実際に手にとって試すこともできた。

まず手に持って感じたのは、見た目以上にずっしりしていること。金属製の筐体はしっかりとしており、高級感も感じられたほか、底面にはパターンの施されたゴムの滑り止めが施されているなど細部まで作り込まれているように思う。

「LSPX-S2」

底面にはNFCが搭載。手持ちのスマートフォンから音楽再生を試すこともできた

また本体の明かりは、先述したように反射させて発光させていることで、眩しさも感じにくいと思う。この点はLSPX-S1での意見を活かしたとのことだ。ランダムに発光するキャンドルモードも個人的には嬉しい機能だった。

側面の端子・コントロールボタン

底面の様子

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