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Oprah社と複数年契約

アップル、オリジナル映像コンテンツ制作へ本格参入

公開日 2019/01/30 10:02 編集部:風間雄介
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アップルは、昨年12月29日に終了した2019年度第1四半期の決算内容を説明するカンファレンスコールの中で、同社が映像配信事業に参入すること、オリジナル映像コンテンツの制作を開始していることを明らかにした。

こちらから聞けるカンファレンスコールの50分頃から、ティム・クックCEOが質問に答えるかたちで、現在の映像配信サービスの分析、そして同社の計画について説明を始めた。

同氏は、CATVからNetflixやAmazon Prime Videoなどの定額制動画配信サービスへ顧客が流れる状況が続いていることについて、「大きな変化が消費者の行動に表れていると理解している」と述べ、「今年に入ってそのペースがさらに加速している」と指摘した。

そしてクックCEOは、アップルもこの流れに「参加する」と表明。そのための方策の一つとしてApple TVがあるとし、二つ目の施策としてAirPlay 2をサードパーティー製のテレビに搭載し、同社のコンテンツを他社製テレビで見られるようにすると説明した。

そして「もうひとつの方法」として紹介したのが、オリジナルコンテンツ制作事業への参画だ。クックCEOはOprah社と複数年の契約を行ったことを明らかにし、アップルに映像コンテンツ制作に長けた人物を複数雇用したとも述べている。

同社はこれまで、iTunesなどを通してオリジナル映像コンテンツを発表したことはあったが、今回はさらに本格的に映像配信、映像制作を行うと表明した。まだ詳細は明らかにされていないが、今後の動向が注目される。

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