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独自の技術で音質を追求

XROUND、カナル型イヤホン「AERO」がMakuakeにてクラウドファンディング開始

2018/10/12 編集部:平山洸太
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Embrace Audio Labは、独自技術で音質を追求したカナル型イヤホンXROUND「AERO」のクラウドファンディングを「Makuake」にて開始した。すでに目標額はクリアしている。一般販売予定価格は12,000円(税込)で、支援できるコースは6,840円コース、7,200円コース、8,400円コース、9,600円コース、15,600円コース(2台)、36,000円コース(5台)。

XROUND「AERO」

同社は、音響工学のスペシャリストたちが2015年に設立したという企業。入力信号をヴァーチャルサラウンド化する小型デバイス「XPUMP」(関連記事)がクラウドファンディングによって製品化され、日本では今年4月に発売を開始した。XPUMPに次ぐ製品として、今回カナル型イヤホン XROUND「AERO」がクラウドファンディングサイトMakuakeに掲載された。

「用途が一つに制限されない汎用性の高いイヤホン」を目指した製品で、独自の特許技術を使った空気流チューニング材が大きな特徴。ダイナミズムを瞬時に最大化するとともに高低音バランスの最適化を図っている。

ノズルには高周波の99.9%を反射・伝達し、歪みを最小限に抑えるという特許取得のSPCCクロム鋼ノズルを採用。同社によると高音域は空間感の表現でのポイントであり、高音域を余すところなく再現することで、目の前に音の光景が広がるような臨場感が実現できるという。。

VORTEX ACOUSTIC DAMPING技術により空気の経路を伸ばすことで、高音域のエネルギーを逃さないような設計になっている。これによって音の方向がより明確になり、音楽ではより広い音場を、映画を観る時はより臨場感を体感できるとした。

内部イメージ

ドライバーは8mmで、チタンメッキPET振動板を使用。従来の4倍だという高性能の外磁構造を採用した。ハイレゾにも対応している。

構造イメージ

チューニングは、周波数ではなく「残響音=リバーブのタイムスピード」が一番大切という考えで行われた。低音域の遅延は音をよりシャープに、中高音域の遅延は不快感、高音域の適度なリバーブは明確な方向感を生むという。調整には、三次元のCSD図面(Cumulative Spectral Decay)を用いた。

イヤーピースは二層構造になっており、外側と内側で厚みが異なる設計。これにより低音域のパワーがしっかり伝わるとする。通常のイヤーピースのほかに、ボーカル強化イヤーチップも付属。硬度20度のTPE素材を採用することで、中高音域の細やかさやハッキリした奥行き、広い音場が楽しめるという。

2層構造のイヤーピース

再生周波数帯域は20Hz - 40kHz、インピーダンス20Ω、出力音圧レベル103dB。本体の材質はアルミニウムで、1.2mケーブルにはOFC銅線が使用され、マイクを内蔵する。

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