「より良いソニーを」

ソニー、新社長兼CEOに吉田憲一郎氏。平井一夫氏は取締役会長に

編集部:小澤貴信
2018年02月02日
ソニー(株)は、2018年4月1日付けの役員人事を発表。現・取締役代表執行役 副社長兼CFOの吉田憲一郎氏が、同日より取締役代表執行役 社長兼CEOに就任することを発表した。

吉田憲一郎氏

現・取締役 代表執行役 社長兼CEOである平井一夫氏は、同日付で取締役会長に就任する。

平井一夫氏

上記人事は、平井氏より指名委員会に提案され、指名委員会での審議を経て、本日開催された取締役会で決議されたもの。4月1日から始まる新たな中期経営計画は、吉田氏のもと、新たな経営体制で推進される。

新CEOの吉田憲一郎氏は58歳。東京大学を卒業後、ソニーに入社。ソニーネットワーク販売、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ、ソニー社長室 室長などを経て、2000年にソニーコミュニケーションネットワーク(現ソネット)に出向。2005年には社長に就任した。2007年にソニー株式会社 グループ役員となり、2013年にデピュティCFO、2014年に代表執行役 CFO、2015年には代表執行役 CFO 副社長 兼 CFOを歴任した。

吉田氏は今回の就任に際して「平井が主導して築き上げた経営基盤を引継ぎ、ソニーがグローバル企業として 競争力を高め、長期的な収益成長を実現する企業となるよう」さらなる改革に取り組むと宣言。まずは4月からの新中期経営計画、2018年度の事業計画を固めるとしながら、「ソニーのこれから」を経営陣と共に考え、「より良いソニー」を創っていくと述べている。

平井一夫氏は、2012年に社長兼CEOに就任。以来約6年にわたり、経営改革、収益力強化に取り組んできた。また「One Sony」「KANDO(感動)」「ラストワンインチ」など、多くのワードでソニーの方向性を語ってきた。

平井氏はCEOを退任する背景に「第2次中期経営計画の最終年度である今年度、目標を上回る業績を見通せるまでになったこと、多くの方に元気なソニーが戻ってきたという感触を抱いて頂けるようになったこと」を挙げている。

また平井氏は、新経営体制にバトンタッチすることが「今後のソニーにとって、また私自身の人生においても適切と考え、退任を決断した」ともコメント。吉田氏については「戦略的な思考と目標達成に向けた強い意志、そしてグローバルな視座を持った経営者。多様な事業領域に及ぶ幅広い知見、経験、そして強固なリーダーシップは、これからのソニーを牽引するのに最もふさわしい」と述べている。

また新経営体制では、現・執行役 EVP CSO/モバイル・コミュニケーション事業担当である十時裕樹氏が代表執行役 EVP CFOに就任する。

また執行役EVPには、石塚茂樹氏・高木一郎氏・勝本 徹氏が就任する。各人の新たな担当範囲は以下の通り。

【石塚茂樹氏】
執行役 EVP
イメージング・プロダクツ&ソリューション事業担当
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 代表取締役社長
モバイル・コミュニケーション事業担当
ストレージメディア事業担当

【高木一郎氏】
執行役 EVP 生産・物流・調達担当
ホームエンタテインメント&サウンド事業、コンス―マーAV セールス&マーケティング担当
ソニービジュアルプロダクツ株式会社 代表取締役社長
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 代表取締役社長

【勝本 徹氏】
執行役 EVP
R&D プラットフォーム担当
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 代表取締役副社長
プロフェッショナル・プロダクツ本部長
メディカルビジネスグループ長

なお、現執行役の鈴木智行氏、今村昌志氏は、6月開催予定の定時株主総会をもって退任を予定している。

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