DTLAが発表

次世代コンテンツ保護技術「DTCP2」。HDCP 2.2と同等以上の強固さと安全性

編集部:風間雄介
2017年02月21日
DTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)は、4KやHDR時代に適合した新たなコンテンツ保護技術「DTCP2」を発表。同団体のCopy Protection Technical Working Group向けに行ったプレゼン資料を公開した。

DTCP2はオーディオビジュアル向けの強固なコンテンツ保護技術で、DTLAではHDCP 2.2と同程度か、それ以上に安全で強力であるとしている。

DTCP2には4つのフラグを追加

暗号技術にはNIST P-256 楕円曲線とAES-128、SHA-256を採用。NIST P-256により暗号の強度を高め、ハッシュ認証に使うSHA-256も、現行のSHA-1に比べて強固だという。ただし楕円曲線のサイズが異なるため、DTCP-IPとの相互運用はできない。

DTCP-2には、L1とL2という、2種類のコンプライアンスと強固さのレベルがある。

L2はより高いレベルのコンテンツ保護を行うもので、ハードウェアレベルでDTCP 2のコア機能を搭載する必要がある。またアナログ出力は禁止されており、コンプライアンスレベルもHDCP 2.2より高い。それに対してL1は現行のDTCP-IPと同等のやり方でコンテンツを扱うことができる。

フラグにも4つの新しいものが設定される。それぞれ「L2-Only」フラグ、「EI」フラグ、「HDR」フラグ、「SDO」(Standard Digital Output)フラグとなる。L2-OnlyフラグとHDRフラグは、コンテンツプロバイダーがアップストリームする際などに設定する。

DTCP2のユースケースのイメージ

またSDOはAACS2のルールと同じであることを示す。さらにEIは「Enhanced Image」のことで、フルHD、BT.709、ピーク輝度100nitsなど、HDクオリティの映像を超える映像であることを示すものだ。

DTLAは1999年、日立製作所、インテル、パナソニック、ソニー、東芝の5社が設立した団体。DTCP技術は世界中で130以上のライセンシー企業に使われている。DTCP-IPは、録画コンテンツのダビングに幅広く活用されている。

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