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シュア/ヤマハ/AKG/ウルトラゾーン/ゼンハイザー/ベイヤーなど

【InterBEE】ヘッドホン関連特設スペース初展開。日本初披露モデルも

2016/11/16 編集部:押野 由宇
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国内外の放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、周辺アプリケーションやソリューションが一同に会する国際展示会「Inter BEE 2016」が、本日より幕張メッセで開催されている。

プロユースのみならず、コンシューマーオーディオファンからも注目が集まる今回のInter BEEでは、イベントでも初となるヘッドホンやイヤホンだけを展示するブースを集めた特設スペースが用意された。本記事では、この特設スペースの模様をレポートする。

ヘッドホンの展示ブースが集められた特設スペース

シュアでは同社ヘッドホンおよびイヤホンのラインナップを幅広く展示。オープン型ヘッドホン「SRH1840」やコンデンサー一体型イヤホン「KSE1500」といったコンシューマーでも人気の高いモデルが用意されており、同社は「コンシューマーかプロかで製品に境を設けてはいないが、なかでもプロユースでも十分に満足していただける製品を用意しています」とアピールしていた。

「KSE1500」

シュアブランドの展示ブース

ヤマハでは、フラッグシップのスタジオモニター「HPH-MT8」を筆頭に、音作りのベースは同じでも使用シーンなどを考慮して軽量化やドライバーサイズを変更したというラインナップを多数展示。今回の特設スペースについては「プロもヘッドホンの選定には試行錯誤されているので、こうして様々なモデルを一斉に聴くことができる機会は大切」と述べた。

「HPH-MT8」

ヒビノのブースでは、AKGのヘッドホンから「K812」や「K712 PRO」「K612 PRO」が展示され、来場者がそれぞれのモデルを足を止め試聴していた。

「K712PRO」

ゼンハイザーでは、ヘッドホンアンプに「HDVD 800」を用意。「HD280PRO」や「HD25」、「HD26PRO」といったモニター向けのヘッドホンを再生できるようにセットされていた。このラインナップについては「以前はブランドのブースでHD650やHD800などを並べていたこともあったが、音楽鑑賞ではなく、よりモニター用途に適したモデルを選定した」としている。

ヘッドホン「HD280PRO」とヘッドホンアンプ「HDVD800」

タイムロードのブースでは、ウルトラゾーンのモデルを展開。今回のイベントで日本初展示となる、「Signature Studio」に注目が集まっていた。同機は「Signature Pro」の弟分にあたるモデルで、同一のドライバーを搭載しながら、ヘッドセットの素材をレザーから合皮に変更するなどしてコストカットを図っているという。価格や発売時期は未定だが、「ほとんど音作りは済んでいるが、今回プロの方からご意見をいただいて、より完成度を高めて提供できるようにしたい」とのこと。

「Signature Studio」

「Signature Studio」(左)と「Signature Pro」(右)

ローランドは特設スペースにもブースを構え、先日取り扱いを開始したV-MODAブランドの「Crossfade M-100」や「Crossfade Wireless」「XS」を展示。ヘッドホンに限ったブースは今回が初で、V-MODAの存在があったからだという。同社は「ブランドを展開していくなかで、こうした機会には今後も積極的に参加していきたい」と述べた。

「Crossfade M-100」

宮地商会のブースでは、同社が取り扱う「PENDULUMIC」「RHAPSODIO」「TRINITY AUDIO」「NOBLE AUDIO」「FISCHER AMPS」「MEE AUDIO」といった多くのブランドの製品を展示した。NOBLE AUDIOユニバーサル型IEM「Katana Universal」やRHAPSODIO「Solar」など展示するモデルについては「ブランドとしてプロ向けというわけではないが、ユーザーの皆さんからプロユースにも通用するという声をいただくこともあって、今回の出展に至りました」としている。

NOBLE AUDIO「Katana Universal」

RHAPSODIO「Solar」

ティアックのブースでは、ベイヤーダイナミックの「DT1990PRO」、「DT1770PRO」が用意されており、同社のヘッドホンアンプ「A2」で試聴ができるようブースがセッティングされていた。

ヘッドホン「DT1990PRO」とヘッドホンアンプ「A2」

OPPO Digital Japanおよびエミライのブースには、OPPOブランドの「PM-1」「PM-2」「PM-3」といったヘッドホン群、まだ発売前となるMrSpeakersのオープン型ヘッドホン「ETHER Flow」、密閉型ヘッドホン「ETHER C Flow」などを展示。OPPOのヘッドホンアンプ「HA-1」で試聴できるよう用意されていた。同社は今回の特設スペースについて「コンシューマー向けのイベントとは客層がまったく違い、ブランド自体を知らないという方も多い。こうして新しくブランドに触れていただけるというのは、出展者にとっても貴重な機会だと思います」と述べた。

OPPOのヘッドホンやヘッドホンアンプも展示

MrSpeakers「ETHER Flow」(左)と「ETHER C Flow」(右)

オーディオテクニカのブースでは、密閉型モニターヘッドホン「ATH-M50x」と「ATH-M70x」、オープンバックダイナミック型ヘッドホン「ATH-R70x」を展示。同社のモニター向けモデルとしてはフラッグシップとなる製品群であり、その選定理由については「音楽製作者の方などが集まるイベントの性質から、厳選したモデルを展示しています」とした。

「ATH-R70x」

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