認証プロセスも改善

THXをゲーミング機器大手のRazerが買収。ヘッドホンなどにもTHX認証拡大

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編集部:風間雄介
2016年10月18日

ゲーミング機器大手のRazerがTHXを今月買収する。THXが公式サイトで発表した。

THXは今後、親企業となるRazerのリソースを活用することができると説明。今後も家庭用、映画館用、モバイル、車載のオーディオビジュアル体験を高めることにフォーカスするとしている。

THXは現在、ビジネスの軸として3事業を展開している。一つはAV/オーディオ機器の認証ビジネス、もう一つはシステムを最適化する「THX Live!」、そして最後はパートナー企業の製品にTHXのコア技術を供与する「THX Inside」となる。

THXでは今回のRazerによる買収を契機に、認証事業を強化する。ヘッドホンやBluetoothスピーカー、ビデオストリーミング、STBやSONOSのようなコネクテッド・スピーカーなどにもその対象を拡大する。

また認証プロセスを簡素化することで、より短い時間で認証を与えられるよう改善するという。

なお、買収金額については明らかにされていない。また、買収後についても、THXは親会社であるRazerとは独立した運営が行われるとしている。

THXのオーディオ研究開発部門のヴァイスプレジデントであるLaurie Fincham氏は、「THXが、30年以上にわたってオーディオ技術とその認証を牽引してきたことを誇りに思っている。Razerは品質、技術、デザインの各面から、THXが最良のオーディオ・ビジュアル体験を世界中の人々に届けていくことをサポートしてくれるだろう」とコメント。

またTHXのCEOであるTy Ahmad-Taylor氏は「Razerの傘下に入ることで、私たちは消費者の変わらぬ需要に応えるためのコアビジネスをさらに強化できる。THXはこれからも独立起業として、Razerをパートナーに運営されていく。そして、消費者および業界に向けて、優れた製品を提供し続けていく」とのコメントを出している。

Razerの共同創業者兼CEOであるMin-Liang Tan氏は、「Razerは技術革新へのビジョンをあらゆるレベルで持っている。そしてこのビジョンは、THXが創立以来30年にわたって守り続けてきたビジョンに通ずると考える。今回の買収は、Razerのリーダーシップを再び強化して、その影響力をゲームはもちろん、その他の様々な領域に拡張することに加えて、同時にTHXのグローバルな発展にも寄与していくだろう」と述べた。

Razerは2005年に設立されたゲーミング機器メーカー。ゲーム用パソコン、マウスやキーボードなどの周辺機器、ヘッドホンやスピーカーなどゲーミング機器全般を手がけている。

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