国内未発売のDTS:Headphone:Xテレビも

<CEATEC>DTS:Xが日本で一般向けに初公開。来場者にDTSデモディスクのプレゼントも

編集部:杉浦 みな子
2015年10月06日
dts Japanは、10月7日〜10日に幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」で、DTS:XやDTS Headphone:Xなど同社最新サラウンド技術のデモを行う。イベント開催の前日である6日、プレス向けにブースが開放され、展示の一部を見ることができたのでお伝えしたい。

DTS:Xデモの様子

■DTS:Xを日本のイベントで初公開

ブース内では、オブジェクト音声に対応するDTS:Xのデモを中心にして、DTSの様々な音声ソリューションを展示。同社では“イマーシブ”を1つのキーワードに事業を行っているが、今回のCEATECでは、シネマでもテレビでもモバイルでも様々な場所でイマーシブなサウンドを楽しめるソリューションとしてアピールする。

ブースの中心に設置されたDTS:Xの体験コーナーでは、7.1.4chのスピーカー配置によるオブジェクト音声のデモを実施する。

ブースの中心にDTS:Xコーナーを設置している。スピーカーは7.1.4ch環境

なお、プレス向けに日本の同社オフィス内でDTS:Xのデモが実施されたことはあったものの、日本国内で一般向けにDTS:Xの体験デモが行われるのは今回のCEATECが初めて。


■日本未発売「DTS Headphone:X搭載テレビ」のデモも

さらにブース内では、日本国内では未発売のDTS Headphone:X対応テレビのデモ環境も用意している。

DTS Headphone:X対応テレビのデモコーナー

ディスプレイはサムスン製で、既に中国と欧米で展開されている製品。内部にDTS Headphone:X対応のデコーダーを搭載しており、通常放送やBDソフト、ゲームなどの5.1ch音声を、テレビ内部でDTS Headphone:X用に処理してから音声出力する仕組み。

今回のCEATECでは、このDTS Headphone:X用に処理した音声を、Bluetooth経由でヘッドホンに伝送して、ワイヤレスで楽しむ環境を用意する。伝送する際のコーデックは通常のSBCだが、内部でDTS Headphone:X用の処理を行うことで、普通のBluetooth対応ヘッドホンでイマーシブな音声が楽しめる。


■DTS Headphone:X配信作品を楽しめるMusic Liveアプリも

また、(株)モリックが提供中のDTS Headphone:X対応の配信コンテンツを楽しめるアプリ「Music Live」の体験デモも行う。DTS Headphone:X音声を採用したアーティストのライブ映像を配信しているアプリで、ダウンロード型とストリーミング型を用意している。

モバイル環境によるDTS Headphone:Xを楽しめるデモ

Music Liveアプリのコンテンツも楽しめる

本アプリでは、9月からボン・ジョヴィやマライア・キャリー、アヴリル・ラヴィーン、ディープ・パープルなどの洋楽ライブコンテンツの配信を開始しており、今回のCEATECではそれらのデモも体験できるようになっている。なお、洋楽ライブコンテンツの音声は5.1chのDTS Headphone:X再生となる。

そのほかに、車中で楽しむイマーシブオーディオ提案として、車載用のサウンドソリューションによる技術展示も行っている。こちらはDTS:Xとは異なるが、車内に7ch環境を組み込んで、通常のステレオ音声をアップミックスして臨場感のあるサウンドが楽しめるようにしたデモ。

車載でのイマーシブサウンドを提案するカーオーディオソリューションも


■会場では、DTSデモディスクを日本で公式に初配布

なお今回は、同社ブースの来場者にその場でDTSデモディスクの配布も行う。日本の公式イベントでDTSデモディスクが配布されるのは今回のCEATECが初めてとのこと。配布されるのは、DTS:Xコンテンツも収録した2015年の最新版。

ブース来場者にはDTSデモディスクを配布

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