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定評ある高性能NASのDTCP-IP対応バージョン

テックウインド、QNAPのDTCP-IP対応NAS「HS-210-D」「TS-420-D」

公開日 2015/04/01 11:29 編集部:小澤貴信
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テックウインドは、QNAPのNAS「Turbo NAS」シリーズに同社初となるDTCP-IP対応モデルを追加。「HS-210-D」「TS-420-D」を4月17日より発売する。

HS-210-D(2ベイ/ファンレス・モデル) ¥OPEN(市場想定価格44,800円前後)
TS-420-D(4ベイ・モデル) ¥OPEN(市場想定価格67,800円前後)

HS-210-D

TS-420-D

両モデルはそれぞれベースモデルに「HS-210」「TS-420」を採用。DTCP-IP規格に対応し、録画番組のNASに対するダビング(ムーブ)、ダビング後の番組の配信(ストリーミング)をサポート。また、HS-210−Dについてはスカパー!番組の直接録画やダビングが可能な「スカパー!プレミアムサービスLink」機能にも対応する。また、QNAPのTurboNASシリーズの各機能も搭載しており、通常NASとしても活用できる。

QNAPには、かねてから同社Turbo NASシリーズをDTCP-IPに対応させてほしいという要望が多く寄せられていたとのこと。今回、QNAPはTwonkyServerを手がけるなどDTCP-IP実装の実績を持つPacketVideo社と提携。海外メーカー製NASのDTCP-IP対応は初としている。

今回対応した機能は、テレビ録画番組のNASへのダビング(ムーブ)、およびダビングした番組のLAN経由での配信となる。これによりアーカイブ録画番組をNASへムーブしたり、テレビやレコーダーの内蔵ハードディスクの容量が逼迫した場合にNASへ番組をムーブして効率よくコンテンツを管理することも可能となる。また、録画番組の配信機能により、NASに保存した録画番組を他の部屋の対応テレビやレコーダー、スマートフォンやタブレットなどから視聴することもできる。

またHS-210-D、TS-420-D共にハードディスクがカートリッジ交換式なので、ハードディスクをビデオテープのように交換して、番組ジャンルや家族によって使い分けをすることも可能だ。なお、ハードディスクを交換して運用する場合には、ハードディスクに保存されているファームウェアバージョンとNAS本体のファームウェアバージョンが一致するよう管理することが推奨されている。

HS-210-Dの背面端子

TS-420-Dの背面端子

HS-210-Dは「スカパー!プレミアムサービスLink」(録画・ダビング)に対応。スカパー!プレミアムサービスのチューナーからHS-210-Dに放送画質のまま録画することができる。また、スカパー!プレミアムサービスチューナーの内蔵ハードディスクやUSBハードディスクに録画した番組を、LAN経由でHS-210−Dへダビング/ムーブすることも可能だ。

HS-210-DのベースとなっているHS-210は、ファンレス構成の高品位NASとしてオーディオにおけるネットワーク再生でも定評のある製品で、静音製にも優れたモデルとなる。HDDを4台搭載可能なTS-420-Dは、RAIS6やRAID10構成を用いることも可能。通常モデルのHS-210、TS-420と同様にネットオーディオやPC周辺機器として活用できる。

HS-210-Dは、CPUにMarvell ARM 1.6GHzを搭載し、メモリは512MBを備える。HDDベイは2.5"/3.5"SATA 3Gb/sを2系統搭載。LAN端子を1系統、USB 2.0端子を2系統、USB 3.0端子を2系統搭載する。

TS-420-Dも同様にCPUにMarvell ARM 1.6GHzを搭載し、メモリは512MBを備える。HDDベイは2.5"/3.5"SATA 3Gb/sを4系統搭載。LAN端子を2系統、USB 2.0端子を2系統、USB 3.0端子を2系統を備える。

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