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液晶テレビ事業は売上高減少

シャープ、'14年度上半期は47億円の黒字

2014/10/31 ファイル・ウェブ編集部
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シャープ(株)は、平成27年3月期第2四半期累計期間(2014年4月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。売上高が1兆3,276億円で前年同期比1.1%減、営業利益が292億円で同比13.6%減といずれも減収/減益。一方、経常利益は107億円で同比231%増となった。

資金面では平成26年9月、第24回無担保社債1,000億円の償還を完了。加えてパイオニア(株)などとの資本提携解消に伴う保有有価証券の売却、(株)ルネサスエスピードライバーの持分法適用関連会社株式の譲渡等により、上半期の最終損益は47億円の利益を計上し、前年同期43億円の損失から黒字化した。

部門別では、液晶テレビを含むデジタル情報家電事業で、液晶テレビの販売が国内で減少したことなどから、売上高が前年同期比0.6%減の3,327億円となるなどし、プロダクトビジネス部門全体の売上高は前年同期比2.2%減の8,030億円となった。

デバイスビジネス部門では、スマホ/タブレット向けの中小型液晶が伸長したものの、大型液晶の販売が減少したことから、液晶事業の売上高が前年同期比1.8%減の3,869億円となった。また、LEDの販売が減少したものの、カメラモジュールが伸長したことなどから電子デバイス事業の売上高は前年同期比8.4%の1,376億円となった。これらにより、デバイスビジネス部門の売上高は、前年同期比0.7%増の5,246億円となった。

また同社では、今期の業績結果を受け、5月12日に発表した通期業績予想値について売上高のみを修正。前回発表の3兆円から1,000億円減の2兆9,000億円に下方修正した。それ以外については前回予想値を据え置いている。

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