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蘭PHILIPS、船井電機へのAV事業売却契約を解除

2013/10/28 ファイル・ウェブ編集部
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船井電機(株)は、蘭PHILIPSとのAV/マルチメディア事業を取得すると両社が契約していた件について、PHILIPSから株式譲渡契約を解除するとの通知があったと発表した。

船井電機が1月29日に発表していた事業譲渡の合意内容では、PHILIPSのライフスタイル・エンターテイメント事業をいったん新設会社に承継し、新設会社の傘下に、各地域で事業を行う現地法人などの拠点を設立。その後、新設会社の全株式を船井電機が取得すると説明していた。株式の取得価額は172億円5千万円、株式の引き渡し日は2013年度中を予定していた。

PHILIPSのライフスタイル・エンターテイメント事業では、ホームオーディオ機器、ヘッドホン、スピーカー、車載オーディオ、 ビデオ関連機器、ポータブルオーディオ、ポータブルビデオプレーヤー、ホームメディアプレーヤーなどのAV/マルチメディア製品の開発・設計を行っている。

船井電機の説明では、10月25日にPHILIPSから、船井電機に契約不履行があり、株式譲渡契約を解除する旨、及び当社に対し損害賠償を請求するために国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てる旨の通知を受けたという。

船井電機では「当社に契約不履行はなく、今後とも、当社は当該契約を尊重し、当該契約の内容に従って対処する予定」としている。


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