パナソニック、プラズマパネル開発中止報道にコメント

ファイル・ウェブ編集部
2012年12月18日
17日から複数の報道機関が、パナソニックがプラズマパネルの開発を2012年度中に打ち切ると報道した。

日刊工業新聞が先行して報じ、その後、毎日新聞などが相次いで記事化した。各メディアとも、パナソニックが2012年度末までにプラズマディスプレイパネル(PDP)の研究開発を打ち切り、プラズマテレビ用の新規開発を終了するとし、その分のリソースを有機ELパネルや中小型液晶パネルの開発にシフトさせると報じている。

本件についてパナソニック(株)広報部は、「当社が公表したものではない」とし、「PDPについては、テレビ用/非テレビ用ともに、高付加価値製品を中心とした事業展開に取り組んでいく」とコメントしている。当面はプラズマテレビの開発や販売を続ける予定のようだ。

ただしプラズマディスプレイパネルの開発を続けるかどうかは不透明だ。同社の今年度純損失は7,650億円程度を見込んでいる。二期連続の大幅な赤字となることから、同社社長の津賀社長は「2015年度までは危機脱出モード」と宣言。今後の対策として「デジタルコンシューマー関連事業のスリム化と構造転換」を掲げている(関連ニュース)。また利益率やキャッシュフローをこれまで以上に重視する姿勢も示しており、投資の見直しを徹底することも明らかにしていることから、プラズマディスプレイパネルの開発を継続するかどうかについても検討している可能性が高い。

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