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ソニー、3Q連結業績発表 − 通期業績を2,200億円の赤字へ下方修正

2012/02/02 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、2011年度第3四半期の連結業績を発表した。

第3四半期の売上高は1兆8,229億円(前年同期比17.4%減)、営業利益は917億円の赤字。四半期純利益は1,590億円の損失となった。

第3四半期の連結業績

部門別業績の詳細。CPS、PDS部門で大きな損失となった

2011年10月に発生したタイの洪水の影響や、先進国市場環境の悪化、為替の悪影響などにより売上高が減少。さらに、売上原価率の悪化などが重なり、営業損益も損失に転じた。

部門別では、テレビやホームオーディオ・ビデオ事業などが含まれるコンスーマープロダクツ&サービス部門が売上高9,965億円(前年同期比24.4%減)、営業利益857億円の赤字。

液晶テレビの減収やタイの洪水の影響により売上が減少し、営業損失も赤字へ。液晶テレビのほか、ネットワークサービス拡充のためのマーケティング費用増加や、「プレイステーション 3」のハードウェアの売り上げ減少なども、分野全体の赤字化の要因となった。

プロフェッショナル・デバイス&ソリューション部門は売上高3,041億円(同20.7%減)、営業利益は148億円の赤字。タイの洪水に起因するコンポーネントや半導体の減収が売上高減収へとつながった。

なお、第3四半期までの累計売上高は4兆8,928億円(前年同期比12.6%減)。営業利益は659億円の赤字、四半期純利益は2,014億円の損失となっている。

第3四半期までの累計連結業績

第3四半期までの累計を見ると、CPS部門が群を抜いて赤字化している

以上のような結果を受け、11月に発表された通期連結業績見通しも修正。売上高は6兆4,000億円、営業利益は950億円の損失、純利益は2,200億円の赤字へと大幅に下方修正された。

下方修正された通期連結業績見通し

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