<CES>12年後半に次期HDMI規格をリリースへ ー HDMIライセンシングがカンファレンス開催

一条真人
2012年01月11日
2012CESのプレスカンファレンスにおいて、HDMIの規格策定を行なっている組織「HDMI Licensing LLC」が次期HDMIの登場時期と、それがどんな機能を持つ予定なのか、明らかにした。


HDMIライセンシング Steve Venuti氏
HDMIの現況については、HDMIを採用したデバイスは2007年から着実に増えてきており、将来的には2015年までには携帯電話やPCなどのHDMI搭載機器が増えていくと予想しているそうだ。

そして、2011年の10月にHDMIに興味のある会社が規格の策定に参加できるための組織として「HDMIフォーラム」が新たに作られたという。このHDMIフォーラムは未来のHDMIを策定するための非営利、相互協力のための団体であるという。現時点では参加会社43の中で、11の各業界をリードする会社が中心となって活動をしているそうだ。

HDMIフォーラムの現状

このHDMIフォーラムの役割は未来のHDMI規格の開発とサポート、HDMI搭載製品の相互のエコシステムを構築するよう努力すること、将来のHDMI規格をプロモーションすること、オープンでフェアなHDMIのライセンシングをすること、ディスプレイで成功したエコシステムと同様、先のマーケティング調査で市場の需要があると考えられているマーケットである、家電製品、モバイル機器、コンピュータ製品などにマッチしたエコシステムを構築することにある。

2009年から2015年までの現実の数値と市場予測数値。果たして、未来はこの予測通りに推移するのか


現在の状況のなかで、彼らは直近のHDMIの課題は高解像度を実現するために、より大きな帯域を確保することであると考えている。そして、それを解決するために今年(2012年)後半に次期HDMI規格をリリースする予定だという。

そして、HDMIの長期的な目的としては、モバイルデバイスとの接続性を進化させること。そして、HDMIリンクのようなコントロールコマンドなどを進化させることがあるとした。

要約すると、今後のHDMIは高解像度化と、モバイルデバイスの接続性、コントロールの進化という現在の市場が求める問題の解決に向けて動き出すことになるようだ。今年後半に登場する次期HDMIはディスプレイをはじめとする表示機器に高解像度化の可能性を与え、大きく進化させることになるだろう。

今後のHDMIの目標。次期HDMIのリリースが今年後半と明記されているのがわかる。


気になるのは、将来の予定の部分。パソコンディスプレイのデジタル接続規格としてはインテルのディスプレイポートという規格があり、市場には徐々にディスプレイポート搭載製品も登場しつつあるが、今のところはまだあまり普及していない。たしかにテレビに続き、パソコンにおけるデジタルディスプレイ接続もHDMIが標準となる可能性も現実性が高いだろう。

また、モバイルデバイスに関してもソニーエリクソンのXperiaなどをはじめとする、多くの高性能スマートフォンがHDMIポートを搭載するようになってきていることから、このセグメントでも成功は手堅そうだ。

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