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経産省が主催

「製品安全対策優良企業」にソニーやアキュフェーズなど選出

公開日 2011/11/24 18:21 ファイル・ウェブ編集部
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経済産業省は11月17日、平成23年度の「製品安全対策優良企業表彰」について、受賞企業と受賞ポイントを公開した。

「大企業 製造事業者・輸入事業者部門」では「経済産業大臣賞」をレノボ・ジャパン(株)が受賞。自社独自の安全基準・試験基準を策定したり、出張修理サービス後に第三者に委託して意見を収集する仕組みを継続していること、また取引先に自社試験所の見学会を実施するなどの取り組みが評価された。

同じく大企業部門の「商務流通審議官賞」は、長野県安曇野市のソニー(株)コンスーマープロダクツ&サービスグループ VAIO & Mobile事業本部が受賞。リスクが低減しない要因を"見える化"し、対策の充分性を客観的に評価する仕組みを導入したほか、自己診断ツールの診断結果を基に、品質を確保するための重要事項を同社が収集するシステムも構築。また事業本部全員を対象に、コールセンターに寄せられた意見を体感する研修も実施しているという。

そのほか、ビックカメラも「商務流通審議官賞」を受賞。仕入れ先と製品事故防止に関する覚書を締結しているほか、アンケート調査などで仕入れ先の安全に対する取り組み工場や意識啓発を実施。またNITEと製品安全に関する協力協定を提携したり、ポイントカード会員の購買履歴情報をもとに、リコール情報を購入者にDMで通知する仕組みも用意した。

「中小企業 製造事業者・輸入事業者部門」で「経済産業大臣賞」を受賞したのはアキュフェーズ。同社は製造時に製品をシリアル番号で管理し、部品情報や製品試験結果等の製造履歴を保有。また当該製品の販売先及び購入者情報、修理情報もを把握・管理し、リコール時にも素早く対応できるよう工夫しているという。

さらにアキュフェーズでは、IEC規格などの国際規格等をベースとして、自社独自の基準を策定・運用。世界同一仕様の製品を製造し「壊れにくいもの、壊れても直せるもの」という考えに基づく製品開発・アフターサービスを実施している点が評価された。

またアキュフェーズは、設計段階から安全性を確認した製品開発を徹底。製品改良や修理実績などのデータに基づき、無料保証期間を創業時の2年間から1999年には3年間に、さらに2009年には5年間へと段階的に延長してきた点も受賞の理由となった。

そのほか、AV/IT関連以外の受賞メーカー一覧はこちらで見る事ができる。

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