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会田 肇の「PMA09」レポート

新製品がざくざく登場!パノラマ撮影も可能なソニー「DSC-HX1」を速攻レポート

2009/03/04 会田 肇
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■カメラの祭典「PMA09」が開幕

会場となったラスベガス コンベンションセンター

多くの来場者で埋め尽くされている

ドイツのフォトキナと並ぶカメラの大型イベント「PMA09」が3月3日(現地時間)より、米国ラスベガスのコンベンションセンター(LVCC)で開幕した。

フォトキナは隔年開催であるため、今年の開催はなし。日本で開催される「Photo Imaging Expo2009」開催の3週間前ということもあり、カメラに関する世界の動向を知る上でも貴重な機会となることは間違いない。

すでにこの開催に合わせて新製品が続々と登場している。パナソニックのフルHD動画が撮れる「DMC-GH1」、ソニーの独自のパノラマ撮影機能を搭載した「DSC-HX1」。その他、ペンタックスやシグマなども新製品を相次ぎ発表している。Phile-webにてその模様を順次お送りしていくことにしよう。

■「Sweep panorama mode」は注目の的

ソニーブースでもっとも話題を呼んだのは、3月3日にアメリカで発表となったサイバーショットの上位機「DSC-HX1」(関連ニュース)だ。サイバーショットとしては初めて“Exmor”CMOSを搭載するほか、映像処理エンジンには「BIONZ」を採用。これによって高速撮影やハイビジョン動画撮影(最大で1440×1080p)を実現している。

一眼レフよりは一回り小型のボディを持ちながら、光学20倍ズームレンズを搭載し、毎秒10コマの高速連写が可能になったソニー・サイバーショット「DSC-HX1」

モニターは様々な撮影シーンに幅広く対応できる3.0型のマルチアングルタイプ。ビューファインダーは液晶表示となる

なかでも話題を呼んだのが、パノラマ撮影を手軽に撮影できる「Sweep panorama mode」の搭載である。これまでにもパノラマ撮影に対応する機種は多かったが、一定画角で撮影した複数の写真を組み合わせるなど、その方法が面倒だったことは否定できない。それがHX1では、撮影モード・ダイヤルをパノラマに合わせ、モニター上に表示される矢印の方向へガイドに従って最後までパン(あるいはチルト)するだけでいい。これで解像度7152×1080という高解像度なパノラマ写真が完成する。ガイドで表示される枠をすべて撮りきらないとエラーとなってしまうが、このことさえ気にとめておけばいいのだ。

「Sweep panorama mode」で撮影するときのモニター画面。表示されている矢印の方向へカメラを動かし、ガイドに従ってその枠が埋まるまでパンニングすればOKだ

HD動画は1440×1080pで、記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264を採用。HDMI端子やステレオマイクも備えている。レンズは、ソニー独自の「Gレンズ」を採用し、広角端は28mmと広く取り、ズーム比率は光学20倍となっている。また、高速連写撮影では910万画素になってしまうものの、毎秒10コマの高速連写が可能。モードを「Hi」として、シャッターを押せば、連続したシャッター音とともに連写した10コマがモニターに表示される。また、被写体が動いていてもブレなく撮影できるアンチモーション撮影機能も備え、複数の枚数を撮影してより鮮明な映像にする機能も備える。一眼レフはちょっとサイズが大きいが、画質にもこだわりたいとする人には満足の高い一台となりそうだ。

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