HOME > ニュース > 【営業部長の2008年】ボーズ(株) 後藤 毅彦氏

【営業部長の2008年】ボーズ(株) 後藤 毅彦氏

公開日 2008/06/09 18:36
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ボーズ・エクスペリエンスで
お客様の体験を強化する



ボーズ(株)営業部 ディレクター 後藤毅彦氏
同社の二本柱のひとつと位置付け、積極的な展開を見せるのが、成長著しいマルチメディア商品。「プロフェッショナル、ヘビーデューティといった特長が打ち出されていた、これまでのボーズとは違うイメージを構築する商品です。お客様も、従来のボーズが得意としていなかった若い世代や女性層が多く、ボーズオーナーが広がっています」。

鍵を握るのは「ボーズ・エクスペリエンス」、お客様に実際に商品を体験していただくこと。DAPやPC、ケータイの購入者に対し、量販店でも、音楽の楽しさをわかっていただこうと、同社のブランド力と多彩なラインナップを活かした「ボーズマルチメディアコーナー」の展開が目に付く。「DAPで聴く音楽の音がよくなる。そのエンターテインメント性や魅力が伝わり、より具体的にイメージしていただけるようになりました」とさらなる店頭強化、売り場づくり強化へ力を入れていく構えだ。

ボーズでは、アウトレットモールや百貨店などに全国33店舗の直営店も展開している。「直営店も、ボーズ・エクスペリエンスをお客様にお届けするという目的は販売店と同じ。その場所が異なるだけです」。出店エリアも客層も異なり、家電量販店に足を運ばれることのないお客様へ、ボーズ・エクスペリエンスのカバー率を確実にアップする。同時に、それぞれのノウハウを相互に共有し、家電量販店での実売アップにつなげている。「ヘッドホンを購入された方がサウンドドックを、またその反対のパターンも見られます」。顕在化した“こだわり”を、「将来はホームシアターシステムへもつなげていきたい」と意欲をのぞかせる。

ボーズのもうひとつの柱が、そのホームシアターだ。「確かに堅調なのですが、期待にはもう一歩届いていないというのが実情です。テレビの大型化の流れに合わせ、音にももっと満足いただきたい。お客様に聞いていただく体験がここでも鍵を握ります。特にこれからは、モノを売るのではなく、ライフスタイルを売る時代。テレビだけでは伝わらないはず」と力を込める。

お客様のニーズにあわせて選べる強力ラインナップも完成。後藤氏は「現在はまだ、すでにメッセージの届いているお客様の中での過当競争。内向きの競争だから、どうしても価格競争になってしまう。もっと広く開拓していかないと」と課題を指摘する。

(Senka編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック