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パワフルな低音再生のための新設計を採用

ボーズ、シリーズのハイエンドモデル「SoundDock 10 digital music system」を発売

2009/10/13 Phile-web編集部
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シリーズのフラグシップモデル「SoundDock 10 digital music system」
ボーズ(株)は、iPod/iPhone対応の一体型オーディオシステム“SoundDock”シリーズのハイエンドモデルとなる新製品「SoundDock 10 digital musi system」を11月21日に発売する。価格は税込で77,700円。同社の直販サイトでは10月13日から予約販売を受け付けている。


本体カラーはシルバー。アルミニウムの強靱な筐体を実現している

本機のリモコン
本機はiPod/iPhoneに保存した音楽ファイルを“従来にないプレミアムなサウンドで楽しめるよう開発された”という、シリーズの最上位に位置づけられるシステム。本体正面に設けられたDock端子にiPod/iPhoneを置くだけのシンプルな接続を実現。音楽の再生中にはiPod/iPhoneの充電も可能。付属の専用リモコンで、iPod/iPhoneのプレイリストを含めた基本操作や音源ソースの入力切り換えも行える。本体背面にはコンポジット映像端子も搭載しており、iPod/iPhone収録のビデオファイルも出力できる。また外部機器との接続が可能な3.5mmステレオミニ音声入力端子も搭載する。


背面に搭載されたポート部

音声・映像の外部出力端子を背面に搭載する
本体は“音の入口から出口まで”一貫した音づくりを実現。ボーズ独自の技術が随所に投入されている。本体正面には中高域を再生する独自のドライバーである“ツィドラー”を最適な角度で配置する。また本体背後に向かって配置された新開発のウーファーは従来の4倍にあたる効率性を実現。合わせて独自の低音再生技術である「Wave Guide Speaker Technology」も採用し、全長132cmのウェーブガイドを幅431mm、奥行き244mmの筐体内部に最適配置することで、力感豊かな低音再生を可能にしている。

ウーファーとウェーブガイドは独自のメタルキャップを用いて強固に結合され、ウーファーのエネルギーを効率的にウェーブガイドへと送り出して、コンパクトなボディながら今までにない重低音再生を実現したという。メタルキャップは防磁や再生時の筐体内部にかかる圧力に対する強度を確保する役目も担っている。

本機搭載のキーユニットを紹介。中央が独自開発のメタルキャップ

中高域を受け持つ“ツィドラー”を2基正面に配置。底部に設置されているのは独自のDSP


「Wave Guide Speaker Technology」の音道は従来の約2mのサイズから全長132cmに短縮しながら、いっそう豊かな低音再生を実現

背面に向かって設置されたウーファー

本体底面には独自のDSPを配置。不要な音の歪みを排除し、小音量再生時にもクリアな再現性を獲得させている。またアンプと電源にスイッチング回路を採用し、省電力と高効率化を合わせて実現。AC電源を用いず、本体をコンセントに接続するだけのシンプルな設計としている。


本体底部配置のエレクトロニクス系

アンプから発声する熱を効率よく自然放熱する構造を採用
ハイパワーのユニットで大音量再生をしながらも安定した再生が行えるよう、独自のサスペンションシステムも開発し搭載されている。また本体内部のパーツも最適に配置して、システムを効率的に冷却する排熱処理を図っている。

来春発売予定のオプション「Bluetooth dock」

iPodの接続はDockコネクタを装備した第4世代以降のiPod、およびiPhone 3G/3GSに対応する。今秋発売の第5世代iPod nanoのFMラジオ機能はDock接続時には使用できない。Dock部自体の脱着が可能な独自のInterchangeable dock構造を採用しており、来春にはオプションとしてBluetooth dockの発売も予定されており、iPod Dockと交換して新たな機能を楽しむことも可能になる。

本日開催された記者発表会にはボーズ(株)ゼネラルマネージャーの栗山譲二氏も出席し、新製品の発売にかける意気込みを語った。


ボーズ(株)ゼネラルマネージャー 栗山譲二氏
栗山氏は「SoundDock 10 digital music system」の開発背景について「ボーズがいまだかつてない音質へのチャレンジを掲げ、およそ6年もの歳月をかけてじっくりと造り上げた製品。音楽ソースを最高の音質で鳴らしきるために生まれた製品と言えるだろう」と説明。新製品の完成度に自信を示した。

本機の開発にあたっては、最高の音質を実現する他にも、筐体を可能な限り小さくすること、エレガンスなデザインにすることが条件となったという。またコンパクトな筐体ながらも類い希な重低音再生を実現するために「本機のために1から新規開発した技術も惜しみなく注ぎ込まれている」という。また独自の「Wave Guide Speaker Technology」についても、より短い管のサイズで従来機を超える低音再生が可能になったとし、製品の特長についてアピールした。

また本日の発表会のため、米国のBose Corporation本社より、ホームエンターテインメント・ディビジョン プロダクトマネージャーのCraig A.Henricksen氏も来日した。


Bose Corporation本社 ホームエンターテインメント・ディビジョン プロダクトマネージャー Craig A.Henricksen氏
本機の開発を担当したHenricksen氏は、新製品の実力について「家庭の最も大きなサイズの部屋でも、最高の音楽が楽しめるコンパクトなシステムに仕上がったと自負している」と語る。“10”という数字には、アコースティックパフォーマンスが飛躍的に改善できたという意味が込められているという。Henricksen氏は高性能を実現した本製品を完成させるため、「ボーズでは限界を設けることなく、どこまでiPodの音を良い音に磨き上げることができるかを突き詰めてきた。エンジニアのチームがそれぞれの研究分野で最高の成果を持ち寄って、一つの見事な製品に到達した」とコメント。今後の音楽ファンのリスニングスタイルを変化させる影響力のある製品とアピールした。

【問い合わせ先】
ボーズ・インフォメーションセンター
TEL/0120-039-780

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドBOSE
  • 型番Sound Dock 10 digital music system
  • 発売日2009年11月21日
  • 価格¥77,700(税込)
●音声入力:φ3.5mmステレオミニジャック×1 ●映像出力:コンポジット×1 ●外形寸法:431.0W×223.5H×244.0Dmm ●質量:8.4kg