エプソン、DVD一体型プロジェクター2機種 − 上位機は720pパネルで回転機構も装備

2007年09月04日
セイコーエプソン(株)は、DVDプレーヤーとスピーカーを一体化した液晶プロジェクター2モデル「EMP-TWD10」「EMP-DM1」の2機種を9月19日に発売する。また、スクリーンのセットモデルも同時発売する。

同社ではこれまで、DVD一対型プロジェクターとして、2005年に「EMP-TWD1」(製品データベース)、2006年に「EMP-TWD3」製品データベース)を発売してきたが、今回の2モデルは画質・音質を向上させ、使い勝手も高めた新製品として訴求する。型番と価格は以下の通り。

・「EMP-TWD10」¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
・「EMP-TWD10S」¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)※スクリーンセットモデル
・「EMP-DM1」¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
・「EMP-DM1S」¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)※スクリーンセットモデル

■DVD一体型として初の720pパネル搭載モデル「EMP-TWD10」

EMP-TWD10

EMP-TWD10の背面部

立ち上げ式スクリーンとのセット「EMP-TWD10S」

同社のDVD一体型プロジェクターとして初めて、1,280×720画素の720pパネルを搭載したハイビジョン対応モデル。さらにエプソンシネマフィルタを搭載し、RGB 3色のカラーバランスを自動調整することで、よりナチュラルな映像表現が可能になった。色再現能力ははNTSC比114%で、ハイエンドモデル「EMP-TW2000/1000」とほぼ同等。なお、ランプは140W UHE(E-TORL)で、輝度は1,200ルーメン、コントラスト比は1,000対1となる。

音声面では、「ドルビーバーチャルスピーカー」モードを搭載。2本のスピーカーで広がりのあるサラウンド再生が楽しめる。同機能使用時には、「コンサート」「ドラマ」「アクション」「サイエンスフィクション」の4モードが選択できる。スピーカー出力は10W×2で、TWD3が採用していたDDスピーカーではなくなった。

設置性能を高めたのも本機の大きな特徴の一つ。スロットローディングタイプのDVDプレーヤーや表示ディスプレイ、スピーカー部を備えた本体下部と、レンズのある本体上部を180度回転させることができ、プロジェクター本体を視聴者の前方にも後方にも置くことができる。これまではDVDプレーヤーやスピーカーがレンズと逆側にあったため、本体は基本的に視聴者の前方に置くことしかできなかった。今回の新機構採用により、たとえば部屋の後ろに置いたブックシェルフに本機を置くといった使い方も可能になる。なお、本体を回転させると、スピーカーのL/Rが逆転するため、どちらで使用しても正しいステレオ再生が楽しめる。

プロジェクター部が180度回転する

レンズは短焦点の1.5倍ズームレンズ。2.0mの距離で80型ワイド映像を投写できる。3.0m離れれば、120型ワイドの映像を楽しむことも可能。さらに、レンズシフト機構も備え、上下2画面分、左右1.5画面分の画面位置調整が行える。

細かなところでは、本体前脚部の高さ調整機構を新たに加えたほか、スライド式のレンズカバーも備え、レンズへの埃の付着を抑えた。また、タテ台形補正機構も持ち、±15度の範囲で補正が可能。さらに、本体はEMP-TWD3と比べ体積を20%抑えたため、設置性が向上している。なお、騒音レベルは28dBとなっている。

入力端子は、PC/コンポーネント、Sビデオ、ビデオ、2chアナログRCAを各1系統装備するほか、新たにHDMI端子(Ver.1.2a)も1系統搭載。ほかに、サブウーファー出力と光デジタル音声出力も備える。また、DVDスロットの脇には、ヘッドホン端子のほか、新たにUSB端子も加えた。USBメモリーやデジタルカメラなどを接続し、静止画の再生などを行うことができる。

映像モードは、これまでのダイナミック/リビング/シアター/シアターブラックのほか、新たにゲームモードも追加。ゲーム機の映像を画面に表示するまでのタイムラグを低減することで、アクションゲームやレースゲームなど、ボタンを押すタイミングが重要なゲームでの応答速度を改善した。

セットモデル「EMP-TWD10S」に付属するスクリーンは80型の立ち上げ式で、重さは約6kg。画面下のブラックマスク部は赤外線を透過するため、スクリーン後方にAV機器を置いて、リモコンで操作することもできる。

■体積・質量を約半分に抑えた480pモデル「EMP-DM1」

EMP-DM1

EMP-DM1の背面部

吊り下げ式スクリーンとのセット「EMP-DM1S」

前機種「EMP-TWD3」と同じく、854×480画素の480pパネルを搭載したモデル。ただし、質量はTWD3の7.0kgに対して3.8kg、体積も約半分に抑え、軽量・コンパクト化を実現している。さらに、本体側面にはキャリングハンドルを備え、持ち運びが容易になった。電源ケーブルやリモコンも収納できるソフトケースも同梱しており、外に持ち出すこともできる。

また本機は、80型ワイドスクリーンがセットで約10万円前後という低価格も大きな特徴。同社がマーケティング調査を行ったところ、プロジェクターの価格で10万円以下を望む声が多かったことから、この価格帯に新機種を投入したのだという。

レンズには120W UHD(E-TORL)を採用。輝度は1,000ルーメン、コントラスト比は300対1。映像モードは、ダイナミック/リビング/シアターのほか、TWD10と同様、新たにゲームモードを追加した。

スピーカー出力は8W×2。視聴コンテンツによって、4種類のサウンドモードを選択できる。

入力端子はミニD-Sub15ピン、RCAコンポーネント、ビデオ、2chアナログRCA音声を各1系統装備。ほかにヘッドホン出力や同軸デジタル音声出力も装備する。HDMI入力は装備しないが、USB1.1端子は搭載。デジカメの映像などを本機で投写することができる。

設置性では、TWD10と同様、前脚フット調整とスライド式レンズカバーを装備。±15度の補正が可能な台形補正機能も備える。レンズは短焦点1.3倍デジタルズームレンズで、約2.4mの距離で80型ワイド画面の投写が行える。

なお本機は、天井に画面を映し出せるモードも備える。別売りの天井投写キット「ELPCR01」をレンズに取り付けると、鏡に反射させた映像を天井に映し出せる。なお、「EMP-DM1」「EMP-DM1S」については、発売記念キャンペーンとして、この天井投写キットが初回出荷合計2,000台限定で同梱される。

天井投写キット「ELPCR01」を設置したところ

【問い合わせ先】
プロジェクターインフォメーションセンター
TEL/0570-004110

(Phile-web編集部)
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  • ブランドEPSON
  • 型番EMP-TWD10
  • 発売日2007年9月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】
  • ブランドEPSON
  • 型番EMP-TWD10S
  • 発売日2007年9月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
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  • 型番EMP-DM1
  • 発売日2007年9月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
  • ブランドEPSON
  • 型番EMP-DM1S
  • 発売日2007年9月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)

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