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東芝、ポーランドに液晶テレビ事業の新拠点を設立

2006/09/14
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(株)東芝は、欧州における液晶テレビの事業強化と拡販のため、ポーランドに新拠点となる「東芝テレビ中欧社」を2006年9月に設立することを明らかにした。

新事業所はポーランドのヴロツワフ近郊コビエジェツェに設立され、欧州における同社液晶テレビの製造販売の拠点としての機能を持つ。同社は9月13日、ポーランド経済省とコビエジェツェに液晶テレビの組立工場を建設することで基本合意し、ワルシャワにて調印式を行った。

同社は現在、欧州における液晶テレビの生産を英国の「東芝情報システム英国社」で行っているが、液晶テレビの需要拡大に対応するため、今回の新事業所設立を決定した。今後5年間で約60億円規模の投資を行い、テレビ製造の第二拠点を建設することにより、英国工場とあわせ、2009年度には32型以上の大型液晶テレビを中心に年間約300万台の生産を目指す。 

工場建設予定地をコビエジェツェに決定した理由には、高速道路や幹線道路へのアクセスが良く、基幹部品である液晶パネルやその他の部品調達、および全欧州に販売する上での物流面においても大きなメリットがあることを挙げている。また、インフラ面での利点があるとともに、周辺には教育施設や工科系大学が多く、技術レベルの高い技術者の確保が容易なことも決め手になったという。

【東芝テレビ中欧社の概要】
資本金:設立時1億円(東芝100%)
所在地:ポーランド コビエジェツェ
設立:2006年9月
生産開始:2007年8月(予定)
代表者:小森 裕次
敷地面積:約226,500m2(予定)
人員規模:2010年までに約1,000名
事業内容:欧州地区での液晶テレビの製造販売


(Phile-web編集部)

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