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<IFA2006レポート:三菱電機>欧州ホームシアターファンの注目を集めるHC5000

公開日 2006/09/04 16:22
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映画館風の入口の三菱ブースは多くの来場者でにぎわっていた
三菱電機のブースは一般来場者向けを強く意識した「映画館風」の特別仕様となっている 。IFAはディーラーコンベンションであると同時に、多くの一般来場者が集まるイベントで、このバランスのよさは世界的にも珍しいのではないだろうか。何しろ女性、子供、家族連れが多い。直接コンシューマーに魅力を伝えることのできる貴重な機会となっていることは間違いない。シアター体験もできて、ポップコーンも無料でもらえる。

入口を中心にCINEMA1とCINEMA2のシアターを構え、中央ラウンジ奥にもデモルームがある。注目の的はCINEMA1でデモされていた、フルHDプロジェクター「LVP-HC5000」である。日本でも先月末に発表済みなのでここで多くを述べないが、価格50万円を切る、解像度1920×1080のフルHD液晶モデルである。

CINEMA1でデモされていたLVP-HC5000

LVP-HC5000はブース外にも主要パーツとともに展示されていた

真ん中の線を境に、HQVテクノロジーの有無を比較するデモが行われていた

HC5000は、フルHDというのはもちろんのこと、欧州のホームシアターファンにはユーザーを考えた仕様の良さが評価されている。たとえばノイズ19dBという静音性の高さ、レンズシフト、HQVテクノロジー(シリコンオプティクス社製 Reon VX)によるDVD画像のアップコンバージョンなどだ。欧州ではHD放送の充実はもう少し先のため、レガシーDVD(現行のDVDのこと)ソフトの方が多く、高画質にスケーリングできるHQVテクノロジー採用はとくに評価が高いという。三菱ブースでは「HQVテクノロジー」の効果についてもデモされていた。


DLPプロジェクターのLVP-HC3100

DLPプロジェクターのLVP-HC1100

DLPプロジェクターのLVP-HD4000
CINEMA2では、対向面にスクリーンを置いて、HC3100とHC1100のデモが行われていた。HC3100は720p/WXGAのDLPプロジェクターで、最新の0.65インチDMDパネルDarkchip3を採用したものである。コントラスト比4,500対1、ファンノイズは25dB以下。また、HC1100も720pのDLPプロジェクター。こちらは0.62インチDMDパネルDarkchip2、コントラスト比3,000対1である。

最後に中央ラウンジにあるHD4000について。こちらは2000ルーメンという明るさを誇るDLPプロジェクター。0.65インチDMDパネルDarkchip2で、720p/WXGA表示ができるHD Ready機である。コントラスト比は2,500対1、より明るい部屋で大画面映像を楽しむことができる。

LVP-HD4000によるデモンストレーション

(AVレビュー編集部・永井)

[IFA2006REPORT]

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