「HDMI 1.3」正式発表 − xvYCCに対応、次世代オーディオの伝送も可能に

2006年06月22日
HDMIの規格化を行う日立製作所、松下電器、フィリップス、シリコンイメージ、ソニー、トムソン、東芝の7社は、HDMI規格の最新バージョン「HDMI 1.3」を発表した。

HDMI 1.3では、伝送する情報量を2倍以上に拡張し、色信号や色空間の情報量を高めることができる。また、ドルビーTrueHDやDTS-HDといった、次世代のオーディオフォーマットを伝送することも可能になる。さらに、映像と音声をシンクロさせる「リップシンク」にも対応するほか、オプションでこれまでより小さいコネクターを使用することも可能になる。

なお、このHDMI 1.3は、11月11日に発売される「プレイステーション3」に搭載されることが決まっている。

HDMI 1.3の詳細は以下の通り。

■高速性
シングルリンク時の帯域をこれまでの165MHzから340MHzに高速化。これによりさらに高解像度な映像や高速なフレームレート、色深度の拡張を実現している。

■色信号の拡張
これまでのRGB合計24ビットの色信号を、30ビット/36ビット/48ビットに高めることができる。これにより色の情報量が格段に増え、色数が10億程度に高まる。トランジションや字幕のグラデーションがさらにスムーズになるほか、コントラスト比を高めることにも貢献する。また、モノクロ映像などの階調表現が格段に滑らかになる。

■色空間の拡張
次世代の色空間規格「xvYCC」に対応し、従来のHDTV映像の1.8倍の色空間をサポートする。これまで以上に自然で鮮明な色再現が可能になる。

■ミニコネクター
HDカメラやデジカメなどの用途に向け、新たにミニサイズのコネクターをオプションとして用意する。

■リップシンク
映像と音声を自動的にシンクロさせる「リップシンク」機能を用意した。これまでのように、ディレイなどを活用して映像と音声のタイミングを調整する必要がなくなる。

■次世代オーディオフォーマットの伝送
Blu-ray DiscやHD DVDに採用されている次世代のロスレスオーディオ規格「ドルビーTrue HD」や「DTS HD」の伝送が可能になる。

(Phile-web編集部)

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