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ワーナー/NTT/東宝、4Kデジタルシネマで映画「V フォー・ヴェンデッタ」を上映

公開日 2006/04/20 19:42
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「V フォー・ヴェンデッタ」(c)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.
米Warner Bros. Entertainment、ワーナー エンターテイメント ジャパン(株)、日本電信電話(株)、西日本電信電話(株)、東宝(株)は、4月22日から映画 「V フォー・ヴェンデッタ」を4Kデジタルシネマで上映する。

上映するのは、TOHOシネマズ六本木ヒルズとTOHOシネマズ高槻の2ヶ所。いずれも4Kデジタルシネマ版はスクリーンが限定され、上映期間も現段階では固まっていないため、東宝のホームページであらかじめ上映時間などを調べる必要がある。同ホームページでは座席のネット予約も行っており、確実に4K版を見るなら事前に予約しておきたい。

4Kデジタルシネマは、アメリカの7大メジャースタジオが設立した業界団体DCIが策定した、次世代のデジタルシネマ規格。解像度4,096×2,160画素の4K規格や2,048×1,080画素の2K規格などが定められている。特に4Kは、垂直・水平の画素数がいずれもハイビジョン規格の約2倍で、総画素数では約4倍の超高解像度映像となる。

今回の上映は、冒頭で挙げた会社が実施している共同トライアル「4K Pure Cinema」の第3弾として行われるもの。日米間を高速光ファイバー実験回線でつなぎ、米Warner Bros. とNTT横須賀研究開発センターで上映作品を加工した後、NTT西日本の大阪データセンターへ配信、NTT横須賀研究開発センターとNTT西日本の大阪データセンター内のサーバーから劇場へコンテンツを配信する。なお、プロジェクターにはソニーのSXRDプロジェクター「SRX-R110」(関連記事)が用いられる。現在のところ、4Kデジタルシネマを1台で投映できるプロジェクターは本機だけという。

トライアルは昨年10月22日から実施しており、これまでに「ティム・バートンのコープスブライド」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を上映してきた。今回上映する「V フォー・ヴェンデッタ」はジェイムズ・マクティーグ監督、ナタリー・ポートマン主演。上映時間は2時間12分。

(Phile-web編集部)

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