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ボーズ、業務用音響機器の新モデルを発表−キャッチフレーズは「Performance by DESIGN」

2005/11/16
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ボーズ(株)は、業務用音響機器の新製品群を発表した。新製品群のキャッチフレーズは「Performance by DESIGN」で、これは今回だけでなく、今後の同社プロ用機器に継続的に使われる予定。

発表された新製品は音響設計ツールの「Modeler 6.0」、業務用システムエレクトロニクス「ControlSpace」、3ウェイフルレンジラウドスピーカー「Panaray LT9403/LT6403」。以下、製品の概要を紹介しよう。

音響設計ツール「Modeler 6.0」

Windows用として新たに開発された音響設計ソフトウェア。音響機器を設置する場所をモデリングし、音響機器の設置位置を指定することで、様々な条件での音響をシミュレートすることができる。最新バージョンでは、モデリング作業の簡便化に力が入れられ、より短時間で設置場所のモデリングができるようになった。また、新開発の計算エンジンにより、バックグラウンドでの計算処理が可能になったり、ユーザーインターフェースを新しくするなど、使い勝手も高めた。同社では、「世界中の音響エンジニアの意見を聞いて開発した。操作が易しくなったことで、中小規模の案件にもお使い頂けるようになった」と説明する。

「Modeler 6.0」で設置場所をモデリングしているところ

観客席での音圧レベル分布などがたちどころにわかる

聞こえ方をシミュレートする「Auditioner」も新しくなった

業務用システムエレクトロニクス「ControlSpace」

DSPユニット「ESP-88」、小型リモコン「CC-16」、大型リモコン「CC-64」からなる音響システム。

「ESP-88」は、標準で8入力8出力を装備。カードを増設することで、アナログ32ch/デジタル64chまで拡張が可能。処理能力もカードを差し替えることで増強することができる。設定等を行うソフトウェアは非常に使いやすく作られており、複数のシーン設定も容易に行える。このシステムは日本主導で開発が行われたとのことで、「かゆいところに手が届く仕様となっている」という。

「ControlSpace」の概要

同システムはInter BEE会場で実際にデモされた

スピーカーシステム「LT9403」「LT6403」


「LT9403」「LT6403」
中規模の屋内施設用に開発された3ウェイフルレンジラウドスピーカー。同社がすでに発売している802とLTシリーズの間を埋める製品で、「指向性と最大音圧レベルが高く、フルレンジで、デザイン性が高い」という条件を満たすべく開発された。LT9403とLT6403は指向性の広さに違いがあり、LT9403は93°H×49°V、LT6403は65°H×52°Vとなる。両機とも40万円前後で、12月の発売を予定する。

(Phile-web編集部)

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