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RWPPIが、RRT/JRTの2005年最初の全体会議を開催

公開日 2005/02/04 18:00
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JRTのチェアマン パイオニア(株)内海氏
RWプロダクツプロモーションイニシアティブ(略称:RWPPI)は、記録型DVD会議(略称:RDVDC)のCompatible Working Grope(CWG)との、ジョイントラウンドロビンテスト(以下:JRT)の第23回全体会議を2月4日、パイオニア(株)の目黒本社にて開催した。

2005年最初の開催となる全体会議には、JRTのメンバー企業50社の代表が揃って足を運んだ。JRTについては、RWPPIおよびRDVDC(記録型DVD会議)の双方から50社のメンバーが参加し、各互換性ワーキンググループに分かれて共同互換性試験が実施されている。2004年度は8倍速DVD-R、4倍速DVD-RWの互換性検証を中心とした「Stage 4」が展開され、各ワーキンググループごとの成果がまもなく公表される。

JRTとしては、来る3月11日にドイツ・ハノーバーで開催される「CeBIT」においてプレスコンファレンスを実施する考えが本日、JRTのチェアマンであるパイオニア(株)の内海氏より明らかにされた。同氏は「ヨーロッパのプレス、およびデジタルエンターテインメント業界に向けてJRTの活動を積極的にアピールしたい」と強い意気込みを語った。なお、JRTの「Stage 4」に関する成果報告についても、今後RWPPI、RDVDCによる合同ミーティングを開催し、詳細を発表していく予定であるという。


DVD-RWのライターとディスクに適用される「Class」の概念
本日はさらに、各ワーキンググループごとに次ステージのプランに関するディスカッションが行われた。ここではチェアマンの内海氏より、次ステージにおいて「DVD-RWの4倍速・6倍速メディアの互換性検証」に関する課題が提起された。DVD-RWは今後、6倍速対応のメディア以降は「Class(クラス)」の概念によっても区分され、それぞれに記録時の互換性が問われることとなる。JRTではユーザーにDVD-RWに関する的確な情報をいち早く届けるためにも、次のステージではワーキンググループを横断したかたちで、「Class」によって異なるメディアの互換性評価を実施していく方向性が確認された。本年もDVDレコーディングに関係した商品はますます多様化していくだろう。JRTの活動が、ユーザーフレンドリーな商品の開発に大きく貢献することを今後も期待したい。

各ワーキンググループ毎の会合が行われる。写真は「物理フォーマットWG」

「再生互換WG」


「論理フォーマット(DVDレコーダー)WG」

「論理フォーマット(PC用ドライブ)WG」
(Phile-web編集部 山本)

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