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RWPPI、2004年最後の開催となるJRT定期全体会議を開催

2004/12/16
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2004年最後の開催となるJRT全体会議が行われた
●RWプロダクツ プロモーション イニシアティブ(略称:RWPPI)と記録型DVD会議(略称:RDVDC)による、ジョイントラウンドロビンテスト(以下:JRT)の第22回全体会議が12月16日、パイオニア(株)の目黒本社にて開催された。2004年最後の開催となる全体会議には、JRTのメンバー企業52社から大勢の参加者が足を運んだ。


JRTのチェアマン 内海喜洋氏
はじめにJRTのチェアマンを勤めるパイオニア(株)の内海喜洋氏による開会の挨拶と、2004年後半におけるジョイントラウンドロビンテストの成果報告が行われた。

内海氏ははじめに、10月19日に米国で行われたOSTA(Optical Storage Technology Association)のセミナーに関する参加報告を行った。本セミナーではRWPPIの主催するラウンドロビンテスト(RRT)や、団体の活動内容を米国の業界関係者に強いインパクトとともに啓蒙できたことが大きな成果となったと内海氏は語った。


「Stage 4」の全体報告は来年3月に行われることが明らかにされた
ジョイントラウンドロビンテストについては、「物理フォーマット」・「論理フォーマット(PC用ドライブ)」・「論理フォーマット(DVDレコーダー)」・「再生互換」という4つに細分化された各ワーキンググループごとに、新規メンバーも着実に増やしながら精力的な互換性検証を進めている段階だ。現在8倍速DVD-R、4倍速DVD-RWの互換性検証を中心とした「Stage 4」における、各ワーキンググループごとの成果をまもなく取りまとめて、全体報告として完成させる段階を間近に控えているという。本ステージにおける検証作業は、NTSC/PAL双方の方式でファイナライズされたディスクの互換性検証や、CPRM対応のDVD-Rにまで及んだ。「その細かな内容については、2005年2月を目処にサマライズを作り上げ、3月中旬に全体報告を完成させたい」と内海氏はコメントした。


来る1月に開催されるCESにRWPPIも出展する
続いてRWPPI事務局より、来年の1月初旬に開催されるInternational CES 2005の細かな出展計画の内容が発表された。RWPPIは来るCESにおいて独自のブースを構え、DVD-RW/DVD-Rの紹介、ならびにRWPPIの活動紹介を行う考えであるという。現時点で計画されている出展内容は、「DVDカムコーダーで撮影した映像を、レコーダー・PCで編集して、プレーヤーで再生する」という一連の流れをイベント形式でわかりやすく紹介するものになる予定であるという。ほかにもブースではDVD-RW/DVD-Rを中心としたメディアのパネル展示や、来場者へのアンケートなども行われる。

RWPPIはさらに、来年のCES会場において、JRTの活動報告をプレスリリースやパネル展示を使って北米市場に積極的にアピールしていく考えであるという。パネル展示では、主に「Stage 3」の活動内容と成果、JRTへの参加メンバーの推移や各ワーキンググループごとの成果報告をわかりやすくまとめたかたちで、RWPPIの活動全体のベネフィットを世界に向けてアピールされるという。

また、RWPPIでは3月にドイツで開催されるCeBITに出展する計画も固められつつある。本イベントではRDVDCと合同のプレスカンファレンス形式で、JRTの成果が報告も行われる予定だ。

各ワーキンググループ毎の会合が行われる。写真は「論理フォーマット(DVDレコーダー)WG」

「物理フォーマットWG」


「再生互換WG」

「論理フォーマット(PC用ドライブ)WG」
(Phile-web編集部 山本)

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