I-Oデータ、複数チャンネルの同時録画に対応したTVキャプチャーユニットを発売

●（株）アイ・オー・データ機器はパソコン上でのテレビ視聴・録画・編集を可能にするテレビキャプチャーユニット「GV-MVP」シリーズの新製品３モデルを発売する。各製品の詳細は下記の通り。


■ハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載テレビキャプチャーユニット
・内蔵型 PCIボード・ダブルチューナー搭載「GV-MVP/RX2W」/2005年1月中旬出荷/28,770円（税込）
・内蔵型 PCIボード「GV-MVP/RX2」/2004年12月中旬出荷/17,640円（税込）
・外付型 USB2.0/1.1対応「GV-MVP/RZ2」/2004年12月中旬出荷/22,050円（税込）
■オプション
キャプチャー製品専用リモコンキット「GV-RCkit2」/2004年12月中旬出荷/3,885円（税込）

「GV-MVP/RX2W」は1台で地上アナログ放送2番組の同時録画が可能なダブルチューナーを採用。低ビットレート時にも高画質に録画できるハードウェアエンコーダーも2系統搭載している。その他にも3D Y/C分離、ゴーストリデューサー、3Dノイズリダクション、フレームシンクロナイザーもダブルで搭載し、高画質化回路の同時使用も可能となっている。本製品を同一のPCに複数枚搭載して、同時に最大6番組を録画することができる。「GV-MVP」シリーズのRX2/RX2W/RXとの混在も可能だ。アンテナ分配器は内蔵しているので、アンテナ線の配線は1本のみで実現する。「GV-MVP/RX2」は「GV-MVP/RX2W」のシングルチューナーモデルだ。

「GV-MVP/RZ2」はUSB2.0にも対応した外付タイプ。RX2Wと同様に高画質を実現する回路を搭載している。アンテナスルー端子を搭載しているので、本機を最大8チャンネル分（8台）つなげて同時に番組録画を楽しむことができる。電源は内蔵しており、ACアダプターは不要。USBポートは前面と背面に1系統ずつ搭載し、サービスコンセントも搭載する。

今回の新製品各機種には、同社のオリジナルアプリケーション「I-O DATA mAgicTV5」（Windows XP/2000対応）を標準添付しており、こちらで快適なテレビ視聴や録画、簡易編集やDVDへの保存が行える。録画予約時には、お気に入りのアーティストや番組ジャンルをキーワード登録して自動的に番組検索録画を行うおまかせ録画機能を採用。多チャンネルの同時録画にも対応する。ADAMS EPG+による「mAgicガイド」のほかに、インターネットによるiEPGにも対応する。reserMailを使って、遠隔地から携帯電話による番組予約もできる。ほかにもCMカット機能や、添付ソフト「PowerProducer 3（CyberLink社製）」と連動した簡単DVD作成機能、携帯電話へのムービー書き出し機能なども楽しめる。

既存のRX・RZユーザーには12月24日より公開予定で、「mAgicTV5」の機能を一部制限した「mAgicTV5LE」を無償提供するサービスも実施される。

本日同社が開催した新製品発表会では、エンターテインメントユニット プロダクトリーダーの増田憲泰氏が新製品の開発背景とコンセプトについてコメントした。増田氏は、家電・放送・ネットワークのデジタル化が加速すれば、生活者のテレビ視聴スタイルも今後大きく変化するとしながら、「新製品シリーズではテレビの放送時間に生活を合わせるのではなく、番組を自分の生活時間にあわせて楽しむ“ザッピング　スタイル”をユーザーに提案していきたい」と語った。

【問い合わせ先】
（株）アイ・オー・データ インフォメーション デスク
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（Phile-web編集部）