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東芝、最大容量60GBを実現した1.8型HDDの量産計画を発表

2004/08/04
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左から「MK3006GAL」、「MK6006GAH」
●(株)東芝は、1.8型のサイズに業界最大クラスとなる60GBの容量を実現したHDドライブ「MK6006GAH」と、30GBの容量で本体の厚さを5mmを実現した「MK3006GAL」を開発・商品化したことを明らかにした。また同社では今年度第3四半期より、両製品の量産を開始する予定であるという。

新しい製品ではヘッド、メディアの薄膜技術を改良し、面記録密度145メガビット/平方ミリメートル(93.5ギガビット/平方インチ)を達成した。これにより、デジタルオーディオプレーヤや、モバイルノートPCといったモバイル機器の内蔵ストレージに搭載できる薄型軽量と、大量の音楽データや長時間の映像を保存できる大容量を両立させている。

スピンドルモータのPWM制御と内部電源へのDC/DCコンバータ採用により、消費電力が平均約20%低減されたほか、流体軸受モータの採用でアイドル時の動作音を平均16dBに低減され、AV用途を視野に入れた改良が実現された。またフェムトスライダを採用した小型ヘッドとサスペンションの軽量化により、動作時衝撃耐力500G(2msec)を達成。動作時の振動耐力もヘッドの位置決め制御方式の改良で2G(15−500Hz)に向上させるなど、モバイル用途に適した仕様となっている

【問い合わせ先】
(株)東芝
ストレージデバイス事業部
TEL/03-3457-2445

(Phile-web編集部)

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