世界に発信するアジアの監督たち 〜マレーシア編〜 アミール・ムハマド監督インタビュー (11) (12)

2004年01月06日
インタビューにお答えいただいたアミール・ムハマド監督
アミール・ムハマド監督インタビュー
Interview with Amir Muhammad

インタビュー・文 / 山之内 優子
by Yuko Yamanouchi


11. 映画を作り、映画について書く


................................................................................................................................................................................................................



−なぜ、映画を作りはじめたのですか?

監督:ごく単純に映画に興味があったから。そして僕が作りたいと思うタイプの映画を誰も作っていなかったから。

−評論も書いていらっしゃるんですが。

監督:僕が映画を作る唯一の理由は、映画を見るのが好きだからです。そして、映画を作ることと、見ることは、ひとつの同じ循環の一部分です。もし好きな映画を見て、それについて何かを感じたら、それを表現して、誰かに伝えたくなるでしょう。
 
−批評については、どう思われますか?

監督:批評は意見のやりとりの場として価値があると思っていますよ。それで、僕の作品の悪い評価も甘んじて受けています(笑)。




まえに戻る「9. おもしろければ、映画の分類は問題ではない。」
目次にもどる



................................................................................................................................................................................................................


12. 好きな監督はルイス・ブニュエル




−お気に入りの監督は誰でしょうか?

監督:僕のお気に入りの監督はルイス・ブニュエル。彼は、映画をジョークのように作っている。彼の映画は、「ああ、なんて私は立派な映画なんだ!」(笑)なんて言わないような映画でしょう(笑)。
 それに彼のキャリアの長いところも好きです。ブニュエルの最初の映画は1920年代に作られ、最後は1970年代でしょう。その間、ずっと、映画を作り続けている。

−ブニュエルはパリやメキシコでも撮影していますね。

監督:ブニュエルは、いろいろな言語で、いろいろな場所で、いろんなタイプの映画を作った。それは、僕には、魅力的な道に見えるんですね。冒険のようで。

−いつの時代のブニュエルの映画が好きですか?

監督:それぞれの時代の映画で好きなものがたくさんあるけれど、そうですね、「昼顔」が好きかな。カトリーヌ・ドヌーヴが主演している。




つづきを読む「13.「泳ぐ人」、最も奇妙なアメリカ映画」
目次にもどる