HOME > ニュース > ソニーがBSデジタルチューナーを内蔵したBlu-rayディスクレコーダーを発売

ソニーがBSデジタルチューナーを内蔵したBlu-rayディスクレコーダーを発売

公開日 2003/03/03 16:18
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
左:Blu-rayディスクレコーダー「BDZ-S77」 右:ブル−レイディスク「BF-23G」
●ソニーマーケティング(株)は、ソニーブランドより「ブル−レイディスク(片面1層、23ギガバイト)」を録画メディアとし、最大36Mbpsという高速データ転送レートの特長を活かし、BSデジタルハイビジョン放送の高画質信号を約2時間記録・再生できる、BSデジタルチューナー内蔵ブル−レイディスクレコーダー「BDZ-S77」が発売されることを明らかにした。本機の発売は4月10日を予定しており、価格は45万円となる。

本機はBSデジタルチューナーを内蔵し、現行DVDディスクの約5倍の容量となる23GBの大容量メディアBlu-rayディスクを使用することにより、BSデジタルハイビジョン放送を、高画質で約2時間記録できる。また、BSデジタル放送の5.1chサラウンド音声MPEG-2 AACをそのまま記録でき、デコーダーを内蔵したアンプとあわせてサラウンド音声を楽しめる。

地上波放送の録画時にも、MPEG-2 TSに変換して記録。録画モードはHR/SR/LRの3モードを備え、HRモード時で、MPEG-2ビデオのMP@MLで規定されている最大映像転送レートである15Mbpsまで対応し、地上波放送も高画質で約3時間の記録ができる。SR/LRモード時はそれぞれ約6時間/12時間の長時間記録が可能である。

ピックアップには新開発の2群対物レンズを採用し、23GBの大容量を実現した。ドライブユニットは、オイルダンパーとスプリングによる4点懸架で、ドライブ全体を衝撃から守るフローティングメカニズムを採用している。またハイビジョン用LSI「FBX(Frame & Block Noise Excellent Reduction)」が高画質映像の再生のため、新たに開発された。フレーム間のノイズの量を測定し、ハイビジョンの質感を損なわない最適なDNRの効き方を自動的に調整する。地上波放送や、アナログ入力時用には「MIP(MPEG Image Processor)」を録画用・再生用と2基採用している。またプログレッシブ映像の高画質再生のために「IP変換用LSI」を新開発し、地上波チューナーには、ゴーストリダクションチューナーを搭載している。

また本機ではライブラリー管理が手軽にできる「ディスクマネジメントID」機能を搭載した。こちらはディスクの製造時、カートリッジにはあらかじめ5桁のIDを付加し、このディスクマネジメントIDを本機に自動的に記憶することにより、最大100枚のディスク/各100タイトルまでのライブラリー管理が手軽に行えるというものである。

その他にもEPG番組表への対応やDV端子の装備も実現し、さらには高度な著作権保護技術により、不正なコンテンツ複製の防止やコピーワンスコンテツにも対応している。

なお、本機の発売とともに録画用ブル−レイディスク「BF-23G」も併せて発売となる。記録容量は23GB、SRモード時で3時間の録画が可能だ。価格は3,500円となる。
 
(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-S77
  • 発売日4月10日
  • 価格45万円
【SPEC】
●記録ディスク:Blu-ray Disc
●再生可能メディア:Blu-ray Disc、DVDビデオ、DVD-RW(ビデオモード/VRモード)、DVD-R、CD、CD-RW/R(CD-DA)
●記録方式:映像/MPEG-2  音声/ドルビーデジタル、MPEG-2 AAC
●映像音声多重化方式:MPEG-2 TS(トランスポートストリーム)
●映像方式:NTSC方式、BSデジタル放送方式
●入出力端子:DV端子×1、i.LINK端子×2 (入力)S映像×2、コンポジット×2、ステレオ音声×2 (出力端子:映像系)コンポーネントD4/D3/D1(ボタンにより切り換え)×1、S映像×2系統、コンポジット×2 (出力端子:音声系)光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ(L/R)×3 、電話回線端子/モデム通信速度 2400bps
●消費電力:65W(コンバーター用電源「切」時、9W(電源「切」・表示窓「切」時))
●外形寸法:430W×135H×398D mm
●質量:約14kg