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モトローラ新デジタルラジオ技術の発表会、質疑応答のすべて

公開日 2002/10/01 19:21
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●モトローラ新デジタルラジオ技術の発表会、質疑応答のすべてを紹介する。(AV REVIEW編集部)

Q1:このラジオ技術に音声圧縮技術は使われていますか。
A1:トランスミッターに関してはなにも変えません。従来のものを使います。

Q2:なんらかのアンプ技術は使われていますか。
A2:アンプは、Dクラスアンプとのコンパチ設計になっておりますが、現在、組み入れておりません。

Q3:受信距離はどのくらい伸びるのですか。
A3:受信地域の環境によって異なります。たとえば東京ですと高層ビルがありますし、山もあるでしょうか。電波の環境によって変わってくることになります。そうは申しましても、今日あるラジオよりは遠くまで聴こえるようになります。

Q4:3チップ構成とはどうなっているのか。従来と比べてどうなっているのか。
A4:デジタルラジオの構成は受信するためのRF部、デジタル変換するIF変換部、デジタル処理を行うBBAP(ベースバンドオーディオプロセッサー)部という考え方です。RFは2つ付ける(アンテナ2つ)ことができます。

Q5:部品点数とコストは従来品と比べて、何パーセント削減できるのか。すでに採用をきめているメーカーはあるのか。
A5:高度なラジオ製品にしたいのか否かで答えは変わってきます。非常にハイエンドラジオなら、マテリアル$45ほどセーブすることができます。ローエンド製品なら$10(¥1,000)ほど高価になってしまいます。全体にみてほぼ同じ価格帯でと申し上げました。

ヒュンダイ・オートネットが製品発売を発表しております。現在は、サンプルステージも早い段階なので、すべてのラジオメーカーさんに採用を決めていただいているわけではなく、サンプルを試していただいている段階です。

Q6:機器メーカーは何社がのるのか。いつ商品ができるのか。最終的なシェア目標は。
A6:生産に関しては2003年のクリスマスに照準を合わせて、ラインを整えていくとともに、自動車に組み込まれるものは2004年に出てくるのが最も早いものだと思います。ラジオメーカーさんへの支援がきちんとできるのが2003年末ですし、当然、メーカーさんの計画も今年のクリスマスをのり越えてからということになるでしょう。

最終的にシェアは検討中ですが、このラジオが登場することによる消費者の立場(メリット)を考えれば、シェアの大きさは明白だと思います。

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