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東芝、映像記録再生機器事業体制を再編・一体化

公開日 2002/06/13 18:33
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●(株)東芝は、デジタル化が加速する映像記録再生機器事業の強化を図るため、本年12月を目途に、シンガポールの「東芝ビデオプロダクツ社」が担当している家庭用VTR機器やビデオCDプレーヤなど、アナログVTR事業を当社の「映像ネットワーク事業部」に統合すると発表した。同社は今回の統合によって、「映像ネットワーク事業部」が、映像記録再生機器事業におけるデジタル・アナログ両分野について、一括でグローバル事業を運営する体制となり、より効率的で機動的なオペレーションを推進することが可能になるとしている。

同社では市場の変化を先取りするため、昨年、青梅事業所内に新開発棟を設置し、映像分野とPC、光・磁気ディスクドライブをはじめとするデジタル関連の横断的な開発体制を構築するなど、映像記録再生機器事業におけるデジタル分野への経営資源の集中に向けた取り組みを進めている。

一方、アナログVTRについてはこれまで、1997年に「トムソン・マルチメディア社」との合弁生産拠点の「インターナショナル・ビデオ・プロダクツ社」での生産を終息し、生産委託に切り替えるとともに、2001年には「東芝ビデオプロダクツ社」の全額出資による「東芝ビデオプロダクツジャパン社」の本体への統合など、より効率的な事業運営体制に向けた再編を行っていくとのことである。今回の事業再編の一環として、「東芝ビデオプロダクツ社」がグローバルに所管しているアナログVTRを中心とする映像録画再生機器事業が全面的に「映像ネットワーク事業部」に統合される。
(Phile-web編集部)

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