HOME > ニュース > オンキヨーより最新の音声フォーマット対応デコーダー搭載AVコントロールアンプ新登場

オンキヨーより最新の音声フォーマット対応デコーダー搭載AVコントロールアンプ新登場

2001/03/05
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●オンキヨー株式会社では、2000年11月発売の日米合作コラボレーション・ブランド“IntegraResearch”のAVコントロールアンプ「RDC-7」のデコード機能と基本性能をグレードアップさせたNew「RDC-7」を4月1日より発売する。

New「RDC-7」は、従来のDolbyDigital、DTS、THXサラウンドEXの各デコーダーに加え、下記の最新音声フォーマット用のデコーダーが新たに追加されている。

■DTS-ES (Extended Surround:エクステンデッド・サラウンド)デコーダー
□DTS-ES Discreate 6.1(ディスクリート6.1)
追加されたサラウンドバック・チャンネルを含め6.1ch全てがデジタルディスクリートで独立して記録される新フォーマット。全チャンネルが独立記録されているため、セパレーション感の高いサラウンド再生が可能となる。
□DTS-ES Matrix 6.1(マトリクス6.1)
追加されたサラウンドバック・チャンネルを予めサラウンドL/Rチャンネルへマトリクスエンコードで挿入し、再生時に高精度マトリクスデコーダーによってサラウンドL/R/Backの各チャンネルにデコードするフォーマット。
□NEO:6(ネオ・シックス)サラウンド
高精度マトリクスデコーダーを使用し、従来の2チャンネル信号ソースを6.1ch再生するモード。6chすべてがフルバンド(周波数特性20Hz〜20kHz)の再生が可能な上、デジタルディスクリート並みのチャンネルセパレーション感が得られる。また、再生する信号ソースに合わせ、音楽を楽しむための“MUSIC”モードか映画を楽しむための“CINEMA”モードかの選択が可能。

■MPEG-2 AACデコーダー
BSデジタルテレビ放送で採用されている音声フォーマット「MPEG-2 AAC」による高品質なマルチチャンネル再生を楽しめる。

■Dolby Pro Logic IIデコーダー(世界初)
米国ドルビーラボラトリーズ社が新たに提案するサラウンドデコード方式。独自の「フィードバック・ロジック」回路により、ドルビーサラウンドなど2チャンネルにマトリクスエンコードされた信号を元の状態に正確に組み替え、ドルビーデジタル同様の高セパレーションをキープした5.1ch再生を実現。デコードはアナログ信号/デジタル信号のいずれも可能。さらに、映画用の“MOVIE”モードに加え、2チャンネル・ステレオ再生用の“MUSIC”モードを装備。“MOVIE”モードでは、ドルビーサラウンド収録の日本語吹き替えや古い映画のビデオも臨場感豊かな5.1ch再生ができます。また“MUSIC”モードでは、今までにない空間の広がり、立体音像の定位が得られる。

●96kHz/24bitアップサンプリングをアナログ音声にも対応。
ビデオなどのアナログ音声を96kHz/24bitハイサンプリングでデジタル信号に変換後、Dolby ProLogic2デコード処理をすることにより、よりデジタル音声による5.1ch再生に近い高音質サラウンド再生等を可能とした。

さらにNew「RDC-7」は、ラインダブラーなどによる映像の遅れを補正する“AVシンク”をバージョンアップ。ラインダブラーなどによって映像プロセッシングをかけ、映像に遅延が生じた場合(1フレーム=約33ms)、音声もディレイをかけ、最大3フレーム(前TX-DS989は約1フレーム)まで映像と音声を正確に同期させることができる。

その他、
●THX Ultra規格認定。
●ドルビーデジタル&DTSデコーダー搭載。
●THXサラウンドEXデコーダー搭載。
●クリスタルセミコンダクター社製DSPチップを2基搭載。
●192kHz/24bit対応型D/Aコンバーターを全チャンネル搭載。
●オンキョーオリジナルのアナログ波形再現技術“ベクター・リニア・コンバーター(VLC)”採用。
●プロ用機器で定評のある“APOGEE社製低ジッター・クロック・システム”を搭載(民生機初)。
●聴感上のS/N比も高めるワイドレンジテクノロジー“WRAT”。
●小音量時のS/Nを大幅に改善する“オプティマム・ゲイン・ボリュウム”。
●ダウンミックス時に起こるダイナミックレンジやS/Nの劣化を防ぐ“ノン・スケーリング・コンフィグレーション”。
●画質劣化の少ないプロレベルの信号切替機能。
●コンポーネントビデオ切替機能によって最適な画質を実現。
●DVD-Audioマルチチャンネル入力対応。
●次世代デジタルAVネットワークの発展のために、IEEE1394インターフェイス拡張ボードスロット装備。
●将来的なDSPのアップグレードを可能にするRS232端子(PC接続端子)装備。
●XLR端子による8つのバランス出力により、安定したノイズのない信号転送を実現。
といった多くの特長をもつハイグレードAVコントロールアンプである。(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ブランドONKYO
  • 型番IntegraResearch RDC-7
  • 発売日2001年4月1日
  • 価格\400,000
【SPEC】
<アンプ部>
●最大出力:8.5Vrms
●全高調波歪率:0.05%(1V出力時)
●温変調波歪率:0.05%(1V出力時)
●入力感度/インピーダンス:2.5mV/50Ω(PHONO)、200mV/50kΩ(LINE)、200V/50kΩ(MULTI IN FRONT L/R、CENTER、SURROUND L/R、SURROUND BACK L/R)、
36mV/50kΩ(SUBWOOFER)
●周波数特性:5〜100kHz+1dB/-3dB(ダイレクト時)
●SN比:100dB(LINE、IHF-A)、80dB(PHONO、IHF-A)
●トーンコントロール最大変化量:BASS±10dB、100Hz、TREBLE±10dB、100Hz
●出力レベル/インピーダンス:200mV(REC OUT TAPE1、2、VIDEO1、2)、1V/470Ω(PRE OUT RCA、XLR)、100mV/470Ω(ZONE2 OUT)
●RIAA偏差:±0.8dB(20Hz〜20kHz)
<映像部>
●コンポーネント端子入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω(Y信号)、0.28Vp-p/75Ω(C信号)、0.7Vp-p(Cb/Cr信号)
●S端子入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω(Y信号)、0.28Vp-p/75Ω(C信号)
●コンポジット入出力感度/インピーダンス:1Vp-p/75Ω
<チューナー部>
●実用感度:1.0μV(112dBf MONO)、2.0μV(17.2dBf STEREO)
●SN比:76dB(FM MONO)、70dB(FM STEREO)
●全高調波歪率:0.2%(FM MONO)、0.3%(FM STEREO)
<総合>
●消費電力:75W(電気用品取締法)
●外形寸法:450W×196H×440Dmm
●質量:16.2kg
●映像入力端子:コンポーネント端子3、S端子6(DVD、VIDEO1-5)、標準映像端子6(DVD、VIDEO1-5、)
●映像出力端子:コンポーネント端子1、S端子4(VIDEO2、ZONE2、MONITOR OUT)、標準映像端子4(VIDEO2、ZONE2、MONITOR OUT)
●音声入力:デジタル9(光3、同軸5、AC-3RF入力1)/アナログ10(DVD、VIDEO1-5、TAPE1-2、CD、PHONO)/マルチチャンネル入力1(DB-25)
●音声出力:デジタル2(光1、同軸1)/アナログ4(VIDEO1-2、TAPE1-2)/7.1chPRE OUT(アナログ1/XLR1)
●ヘッドホン端子1