トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/06/29 06:40
【連載】ガジェットTIPS

SDカード、“高耐久モデル”は何が違う?

海上忍
SDカードやmicroSDカード(以下、SDカード)を選ぶときの基準といえば、価格を除くと「速度」と「容量」。カード表面には、容量やスピードクラス、バスインターフェースなどの情報が記載されていますから、その両方を判断できます。しかし、「耐久性」となると...カード表面を見てもわかりません。

SDカードはNAND型フラッシュメモリの一種で、現在流通している製品は1つのセル(フラッシュメモリを構成する素子)に保持するデータが1ビットか、2ビット以上かに分類できます。前者は「シングルレベルセル」、後者は「マルチレベルセル」と呼ばれます。

近年発売のSDカードは、大容量化に伴いTLCを採用する製品が増えています

民生用SDカードはほとんどがマルチレベルセルで、セルあたりのデータ容量が2ビットの「MLC」、3ビットの「TLC」で占められます。シングルレベルセルに比べ安価に設定できるものの、セルに劣化が発生するとデータに悪影響を及ぼしやすく、書き換え頻度の高い環境での利用、長期間の利用には不向きとされます。

シングルレベルセルはセルあたり1ビットと容量コストで不利ですが、構造が単純なため高速に動かしやすく、安定して読み書きできるため長寿命です。TLC/MLCと比べ高価なものの、絶え間なくデータを書き込む、可能なかぎりダメージを避けたい重要なデータを保存するといった、信頼性が重視される産業用でニーズがあります。

近年発売のSDカードは、大容量化に伴いTLCを採用する製品が増えていますが、高耐久性をうたう製品ではMLCも利用されています。TLCより記録密度が低いMLCはそのぶんセルへのアクセス回数が少なく済むため、耐久性が向上するからです。特に、ドライブレコーダーや監視カメラ用とされる製品はMLCが多く、パッケージにもその旨が記載されています。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」8/14から3日間の放送・配信予定
2 <香港ショウ>中華ブランドのCDプレーヤーが熱い!EvoAria/FIIOから注目機登場
3 STARTO勢もハロプロも。「2026年上半期にサブスク解禁されたミュージシャン」まとめ
4 カセットテープ国産化60周年を記念した「Cassette Week Japan 2026」、10/11-17まで開催
5 ボーズ、ワイヤレスヘッドホン「QuietComfort Headphones」に第2世代モデル。イマーシブ機能を新搭載
6 スピーカーセッティングを攻めろ!FYNE AUDIOの10万円ブックシェルフの使いこなしを徹底研究
7 Insta360、8K/50fps対応の360度カメラ「X6」。Dolby Vision撮影対応
8 モーツァルトの“短調”の魅力とは?サウンドクリエイトの人気企画「クラシック名曲深堀り」、8/30に開催
9 『耳をすませば』『借りぐらしのアリエッティ』4KデジタルリマスターIMAX上映決定。Dolby Cinema上映も
10 DJI「Osmo Pocket 4P」がiOSデバイスへのファイル自動転送に対応
8/14 10:46 更新

WEB