トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/05/13 06:40
【連載】ガジェットTIPS

「Fire TV Stick」でAndroidアプリは動作する?

海上忍
わずか数千円の出費でHDMI端子付きテレビをスマートテレビ化してくれる「Fire TV Stick」。Amazon Primeなど動画ストリーミングサービスを視聴する目的で導入する人がもっぱらですが、アプリを追加すれば音楽再生や写真の閲覧、ゲームなどいろいろな用途に使えます。

「Fire OS」はAndroid OSをベースに開発されたものです

このFire TV Stick、オペレーションシステムにはAmazon独自の「Fire OS」を採用していますが、実はAndroid OSをベースに開発されたもの。たとえば、Fire TV Stick 4K(2018)に搭載のFire OS 6はAndroid OS 7.1、Fire TV Stick 第2世代(2017)に搭載のFire OS 5はAndroid OS 5.1といった具合に、Androidスマートフォンとベースは同じです。

実際、かなりの数のAndroidアプリがFire TV Stickで動作します。動作保証はなく、あくまで自己責任での利用になるうえ、APK(Androidアプリの配布形態)を手動インストールするといった難易度の高い作業を要求されますが、Google Playで配布されているAndroidアプリをテレビの大画面で楽しめる(かもしれない)ことは大きな魅力といえるでしょう。

導入準備は、Fire TV Stickのホーム画面から「設定」→「My Fire TV」の順に画面を開き、開発者オプションにある「ADBデバッグ」と「不明ソースからのアプリ」の両方をオンにすることから開始します。次に、AndroidスマートフォンのGoogle Playで「Apps2Fire」というアプリをダウンロードし、Fire TV StickのIPアドレスを登録(USBデバッグの許可が必要)しましょう。これで、Apps2Fireのローカルアプリタブで操作すると、スマートフォンにインストール済のアプリをFire TV Stickへ転送できます。

「Apps2Fire」をインストールしている様子

AndroidスマートフォンとFire TV Stickは画面サイズなど端末の仕様差が大きく、多くのアプリでは画面が正常に表示されないなどの問題が発生します。とはいえ、特に支障なく使えてしまうアプリが存在することもまた事実。試してみる価値はあるのでは?

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB