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公開日 2023/12/02 06:40
HUAWEIの技術力が光る一台

”優秀すぎる”完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro 3」レビュー!ANC/通話レベルの高さに驚き

折原一也

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HUAWEIが「最上位らしさ」を追求した、新完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro 3」



HUAWEIは10月17日、完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表した。オーディオファンにとって、HUAWEIというとスマホメーカーとしてのイメージが強い人もいるかもしれないが、オーディオ機器にもかなり注力しているブランドだ。

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」価格:28,800円(税込)

たとえば、スマートオーディオグラスのEyewearやBluetoothスピーカーのSoundシリーズ、そして完全ワイヤレスイヤホンのFreeBudsシリーズが挙げられる。今回登場したHUAWEI FreeBuds Pro 3は、そのFreeBudsシリーズのフラグシップモデルの3世代目だ。

HUAWEI FreeBuds Pro 3が先代から進化した最も大きなポイントは、ノイズキャンセリング、および通話ノイズリダクション性能だ。今や定番ともいえる機能・性能ではあるが……あえて強調しておきたい。日本国内にも音響技術の研究所を擁する、世界的テック企業のHUAWEIが磨き上げた、“最新世代へのアップグレード” であると。早速、その実力を詳しく紹介していこう。



【機能:1】強力かつ自然になった「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」



HUAWEI FreeBuds Pro 3の進化したポイント、まずひとつは「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」だ。

搭載マイクは先代同様にトリプルマイクの構成で、高S/N比のフィードバックマイクが周囲のノイズを認識。2基のフィードフォワードマイクにはそれぞれアダプティブアルゴリズムが機能し、様々な耳形状に合わせてノイズキャンセル効果を適応する。周囲の状況に合わせてリアルタイムで調整し、前作比で約50%のノイズキャンセル性能を向上させている。

実際に試すと、その性能はかなり優秀だと実感する。屋内で装着してテストを始めた時点で、PCのファン音などの小さな騒音はほぼ無音になり、隣の部屋のテレビ音声などもしっかりとボリュームダウンしていることがわかる。

新搭載のインテリジェント・ダイナミックANC3.0、これは本当に強力なノイズキャンセルなのでは……?と、外出時にも持ち出してみた。

屋外でノイズキャンセリング性能をテスト。インテリジェント・ダイナミックANC3.0の効果は非常に強力、一方で閉塞感なくナチュラルに使えるのが嬉しい

電車内のテストでは、ガタガタとした低い騒音がほとんど消え、中高域の騒音は軽めに聞こえてくる程度。国内メーカーのトップクラスの製品と比べても、まったく遜色のない効果を得られていることを確認できた。

【機能:2】HUAWEI史上最強クラスの通話マイク性能、あまりにハイレベルで驚いた



通話性能もかなり高性能だ。まず、通常のマイクのみならず高感度のVPUセンサーによる骨伝導センサーも採用。搭載位置もより耳に密着するように変更するなど、物理的に音の取り込み性能を上げる取り組みが行われている。

小さなイヤホン筐体の中に、高性能なマイクを内蔵。通話音声の品質も大きく向上している

通話ノイズリダクション機能については、独自のディープニューラルネットワーク(DNN)ノイズリダクションアルゴリズムを搭載し、従来のシングルチャネルからマルチチャネルに変更することで、音声通話やビデオ通話時などにおいて、前作比で集音能力が約2.5倍に向上している。さらに風ノイズキャンセリング性能も約80%向上し、風速9m/sまでクリアな通話を実現するという。

通話性能の高さに驚き!音響面でも技術力が光る

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