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公開日 2022/06/21 15:38
普通に通常PS5を買いたくなる動画です

薄さ約2cmの「PS5 Slim」を自作した猛者現る。ただし大がかりな水冷システム付き【Gadget Gate】

Kiyoshi Tane
PS5は発売からまだ2年も経っていないが、すでに強化版の「PS5 Pro」のほか、スリムな「PS5 Slim」が準備中との噂話もある 。通常版のPS5さえ入手が難しい今では、どちらも現実味が薄いと思えるが、今回、厚みが約2cmの「PS5 Slim」を自ら作った猛者が現れた。

Image:DIY Perks

現行のPS5はゲーム機と呼ぶには大きく分厚く重すぎる感があるが、それには然るべき理由がある。PS4よりも数段は強力なプロセッサーを駆動するには、性能の分だけ電力を消費し続け熱を出すことになり、なんらかの形で外に逃がす必要がある。

そのためPS5は大きな冷却ファンや巨大なヒートシンクなど大がかりな冷却システムを内蔵しており、筐体もデカくならざるを得ないわけだ。なおソニー公式の説明は、こちらの動画を参照のこと

さて、「夢のPS5 Slim」を実現したYouTubeチャンネル「DIY Perks」は、実現するまでの作業を動画で紹介している。大まかな手順としては、通常のPS5をバラした上に、銅板で自作した筐体に収めるというものだ。



このDIY PS5 Slimも「システムが発した熱をどこかに捨てる」必要があることには変わりない。そのため水冷システムを製作しているが、SoCのほか熱を出すパーツをすべて冷却しなければならず、防水に少しでも漏れがあれば全体が故障する恐れもある。

さらにPS5から電源を取り出し、外部電源を新たに自作している。こちらの電源筐体にも水冷システムが搭載され、かなりかさばることになる。

すべてが順調にいけば、厚さ約2cmのPS5 Slimができあがる。一見すれば大型テレビの下に収まるほどのコンパクトさのようだが、実は死角から何本ものケーブルやパイプが伸び、巨大な電源/冷却システムに繋がれており、スペースを取らないのはあくまで「机の上」だけである。

このPS5 Slimを作る上での最大の問題点は、「作業中にPS5のマザーボードを焼くかもしれない」ということだ。実際にDIY Perksはやらかしてしまっており、改造が成功したのはPS5が2台あったからだ。ほか材料費や作業工数を足すと、PS5 Slimは通常のPS5の2〜3倍の値段になるだろう。

そうしたコストや犠牲を払いながら、「世界初のPS5 Slim」に挑んだことは偉業かもしれない。もっとも、まだPS5を入手できていないゲーマーからは「2台も買わず、1台を別のユーザーに回してくれ」とボヤかれそうだ。

Source:DIY Perks



※この記事は、現在プレオープン中のテック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」から転載したものです。

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