トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2023/01/25 17:09
SSDチップが大容量になり数が減ったため

新MacBook Pro/Mac miniのベースモデル、SSD速度が前モデルより低下か

多根清史
新型の14インチ/16インチMacBook ProおよびMac miniの発売が2月3日に迫るなか、いずれもベースモデル(SSD最低容量)での内蔵ストレージ読み書き速度が大幅に低下している可能性が指摘されている。

まずM2 Pro搭載14インチMacBook Proにつき、ベースモデルのSSD 512GBモデルでは同容量のM1 Pro MacBook Proに大差が付けられているとのベンチマーク結果が公表されている。Blackmaagic Disk Speede Testによる比較は、画像の通りである。

後継モデルのSSDが遅くなっている現象は、M2 MacBook Air(内蔵ストレージ256GB)でも確認されていたことだ。前モデルのM1 MacBook Airでは2つの128GB NANDチップに分割されていたが、M2モデルでは256GBの1チップに置き換えられていた。

つまり、M2 MacBook Airは一度に1つのチップしか読み書きできないため、M1モデルの「同時に2チップ読み書き可能」より遅くなっていたわけだ。

そしてM1 Pro MacBook Pro(SSD 512GB)も、ストレージが4つの128GB NANDチップから構成されていたことが分解により明らかとなっている。

だがM2 Pro MacBook Proでは大容量のNANDチップに置き換えられて数が減らされているようだ。M1 Proモデルではロジックボード前面に2つ、背面にもう2つのチップがあったのに対して、M2 Pro モデルは基板前面に1つだけ見えているという。おそらく背面にもう1つNANDチップがあると思われるが、要は4個から2つに半減されているわけだ。

そうした変更は、M2 Mac mini(SSD 256GBモデル)にも及んでいる。YouTubeチャンネルのBrandon Geekabitが公開した分解動画では、M1モデルでは128GBチップが2つ搭載されていたが、M2モデルでは256GBチップ1つになっていることが判明している。

やはりBlackmagic Disk Speed TestによりSSDの読み書き速度を確認してみると、M2モデルは旧世代機よりも30〜50%程度遅くなっている。

ことは単に内蔵ストレージの読み書きが遅いだけ、には留まらない。Macが重い作業を処理する場合、物理RAMが足りなければSSDをRAMとして扱う「仮想メモリ」を利用することになる。つまりSSDの読み書きが遅ければRAMへのアクセスも遅くなり、ひいてはMac全体の動きが鈍重になる恐れがある。

そうした事態を避けたければ、より多くのチップが使われている可能性がある大容量モデルを買った方が無難かもしれない。

Source: 9to5Mac

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB