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公開日 2025/05/12 13:15
ソフトウェア改善で音質向上を図ったスタンダード「SC-GNW10S」もリリース

パナソニック、HDMI入力とBluetoothに対応したハイエンドゲーミングネックスピーカー「SC-GNW30」

編集部:長濱行太朗

パナソニックは、ゲーミングネックスピーカー“SOUNDSLAYER”からワイヤレス接続に対応したハイエンドモデル「SC-GNW30」、スタンダードモデル「SC-GNW10S」を6月中旬に発売する。価格はオープンだが、税込の市場予想価格はSC-GNW30が40,000円前後、SC-GNW10Sが30,000円前後としている。



「SC-GNW30」


両モデルともフロントスピーカーとして約38mm コーン型スピーカーを2基、リアスピーカーとして同じく約38mm コーン型スピーカーを2基、計4基のスピーカーユニットを搭載している。実用最大出力は8W、独自のデジタル処理とゲームサウンドに最適なチューニングを施す「TRUE M.A.G.E.S.S.」技術によって、没入感が高く包囲感豊かな4chサラウンドが再生可能で、従来モデルからソフトウェアの見直しによって音質改善を図っているという。



「SC-GNW10S」



スピーカーのボディには電源ボタンやイコライジングボタン、マイクボタンが設置されている


上位モデルのSC-GNW30は、同社から2023年11月に発売されたゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」をベースに、ワイヤレス送信機にHDMI端子を新たに装備したことで、テレビとの接続をはじめ、PlayStation 5やNintendo Switchからの5.1chリアルサラウンド入力、そしてXboxとのHDMI接続も可能になったことが大きなアピールポイントだとしている。


従来モデルでは、ヘッドホンやイヤホンのように耳を塞がず、ヘッドホンに引けを取らないサウンドでゲームプレイを楽しめるサウンドデバイスとして、一定数のゲーミングユーザーに支持をえられたが、低遅延を重視したことで、ワイヤレス送信機にUSB端子で接続可能なPCやゲーム機でしか使用できないため、接続性の面で課題があったと開発担当者はいう。


また同社調べによるアンケートを実施したところ、「サラウンドネックスピーカーを使いたい人」の大半が「ゲーム以外も楽しみたい」と考えており、映画や音楽ライブ、アニメ、ドラマといった、映像コンテンツの視聴でもサラウンドネックスピーカーを使用したいという意見が多かったことが、SC-GNW30の開発に繋がったと明かした。



ゲーム以外にも映画や音楽ライブといった映像コンテンツの視聴でサラウンドネックスピーカーを使用したいユーザーが多くいたというアンケート結果となった


SC-GNW30ではHDMI端子が加わったことで、テレビで視聴しているドラマやアニメ、映画や音楽ライブといった映像コンテンツのサウンドも臨場感が高いサウンドで楽しめるようになったため、従来のユーザーの要望に応えられるかたちとなったとした。対応する音声フォーマットは、HDMI入力がPCM 2ch/5.1ch、USB入力がPCM 2ch。



ワイヤレス送信機にPCとテレビの両方を接続することができる



ワイヤレス送信機には入力切替とベアリングボタンを設置してしている


HDMI端子は2基搭載、「AV IN」がゲーム機との接続用になっており、ゲームソフトに収録されている5.1chサラウンドの音声を入力することができ、4chコンバートでのサウンドで再生することが可能だ。「AV OUT(ARC)」はテレビ接続用の端子であり、放送番組やVODサービスなどの映像コンテンツをバーチャルサラウンドで出力できるとしている。また、HDMI接続は低遅延であることもアピールする。



ワイヤレス送信機の背面端子部。HDMIを2基、USB Type-Cを1機備えている


ゲーミングネックスピーカーとワイヤレス送信機との接続は、従来モデルと同様にデータ通信用低遅延専用無線モジュールを採用しているため、2.4GHz帯の専用無線を使用した低遅延ワイヤレス接続を実現している。


SC-GNW30のワイヤレス送信機はBluetooth接続にも対応。スマホ/タブレットのゲームプレイもゲーミングネックスピーカーのサウンドで再生できるようになったことも特徴だ。遅延が気にならないゲームジャンルにおいて、バーチャルサラウンドによるゲームプレイが楽しめる。加えて、ボイスチャットしながらのゲームプレイといった使用にも応えてくれる。


また、AIボイスプロセッサーを搭載した高性能ノイズ&エコーキャンセリング技術を投入した高性能デュアルマイクを内蔵しており、チャットの声もクリアに届けることができるとしている。対応するBluetoothコーデックはLC3/AAC/SBCとしている。


専用のイコライジングアプリ「SOUNDSLAYER Engine」は、Windows/Mac/Android/iOSまで対応OSを拡大。入力切替などもアプリ側から操作可能となった。



イコライジングアプリ「SOUNDSLAYER Engine」がMac OSやiOS、Androidにも対応した



スマートフォンアプリのUI。入力切替をはじめ、イコライザー、音量、スピーカーバランス、バーチャルサラウンドのオン/オフなどが操作できる


サウンドモードは、RPG/FPS/Voice/Music/Cinema/Stereo/Customのモードを両モデルで設定できる。それに加え、SC-GNW30のみLive/Sports/Animeといった映像コンテンツに関連するサウンドモードを選べるようになっている。



多数のサウンドモードがプリセットされており、SC-GNW30ではカスタムも合わせて全12モードを選択できる



ネックスピーカーの2台接続、Bluetooth接続、優先音声チャットセレクターといった項目も調整できる


SC-GNW30は、ワイヤレス送信機が新たに2台目接続に対応したため、たとえばすでにSC-GNW10を持っているユーザーは、2台同時にワイヤレスネックスピーカーを使用することができる。音量などの調整は、1台目のみ操作可能となる。



SC-GNW30のみ2台同時接続に対応している



テレビで再生している映像コンテンツを、2台同時接続中のネックスピーカーで試聴できるデモが実施されていた


両モデルともバッテリーは、連続再生時間が9時間、充電時間は4時間、給電しながらの利用にも対応している。質量は約403g。

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